冬至(とうじ)12/22〜1/4
一年で最も昼の時間が短い日です。「もういくつ寝るとお正月」……
今回のテーマ:防犯対策・空き巣防止の防犯リフォーム
年内に区切りをつけたいことも多く、また、
年賀状書きやお正月の準備など、気ぜわしい時期です。
忘れ物をしたり、空き巣の被害に遭ったりしないように気を付けましょう。
何かと慌ただしく、留守がちになる12月。年末年始の休みを利用して、帰省や旅行に出る家庭もあるかもしれません。
そんな季節は空き巣の対策が欠かせません。わが家の防犯対策をもう一度見直しておきましょう。
まず“泥棒の目”でチェック
一時期大きな話題になったピッキングやサムターンまわしなどによる住宅への侵入盗(いわゆる空き巣)の被害件数は、年々減少していますが、それでも全国で10万7000件余り(2013年警察庁調べ)。その数は決して少ないとはいえません。あなたの住まいは大丈夫でしょうか? 泥棒に入られてしまうと、物質的な被害はもちろんですが、精神的にも不快な気持ちが残ります。一度、わが家の防犯力をチェックしてみてください。
まず“泥棒の目”でわが家が侵入しやすいかどうかチェックしましょう。その際のポイントは2つです。泥棒は「人から見られていないか」ということを最も気にしており、「いいわけ」と「逃走経路」を必ず確保します。逆に言えば、侵入しようとする窓が「外から見とがめられる可能性が高く、その前に人がいることが不自然で、逃げ道もない」というものなら、そこからの侵入は諦めるということです。
あなたの住まいに「その前にしばらく立っていても人目につかない窓」はないでしょうか?
ほぼ真横まで見え、24時間カラー録画
インターホンはカメラや記憶装置の向上で、その性能が格段にアップしています。最新のカメラは、約170度の角度で前にいる人をとらえるので、真横に立ってもその姿を映し出します。また、24時間の録画機能があるので、泥棒に対する“抑止力”としても有効です。
センサー付きの外灯も有効です。人を感じると照明が点灯するので、家の側面の、玄関から庭に回り込む路地部分などに付けておけば、威嚇効果を発揮します。点滅を繰り返すタイプもあります。足音が高く響く「砂利」などを敷いておけばさらに安心です。
防犯対策に有効な道具を紹介
防犯防草のジャリ(アイリスオーヤマ株式会社)
センサー照明(YKK AP 株式会社)
※ご紹介している便利ツールについては2014年11月時点のもので、変更になる場合がございます。
狙われない家にするには
3つのポイントがあります。まず「見通しの確保」。道路からの視線が届くような窓に取り付き、そこを破って入ろうとする泥棒は非常に少ないからです。防犯というと、設備を強化して“がっちり固める”ということに関心が向きがちです。しかし、まず必要なのは、見通しをよくする、ということです。
2つ目は「接近の制御」。ここはプライベートエリアであるということを明確にして、立ち入りにくくするということです。たとえば庭側に回り込む通路に扉を付けます。そして3番目は「被害対象物の強化」です。どうしても見通しが確保できない窓などについては、雨戸やシャッターを付け、あるいは防犯ガラスにする、といったことで、窓を破られにくいようにします。
インターホンを最新型に
外部の照明やインターホンの交換だけでも、住まいの防犯力は大きくアップします。現在の配線をそのまま使って機種を新しくすることも可能なので、手軽にインターホンの機種更新ができます。
インターホンは24時間カラー録画できたり、モニターも大型画面でタッチパネル式の操作が可能になるなど、性能が大きく向上。交換すれば大きな安心が手に入ります。また、外部照明もLED化が進み、消費電力も大幅に減少。センサーを組み合わせれば、夜と昼の自動点灯・消灯も可能です。
センサーライト取り付け
:費用相場 10,000円~/灯(材料費、工事費込み)
インターホン取り替え
:費用相場 50,000円~(材料費、工事費込み)
※ 条件などによって金額が異なることがございます
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