壁紙・クロス

更新日:2025年04月08日

失敗例から学ぶ!アクセントクロスで部屋をおしゃれにする秘訣と15の事例 NEW

掲載日:2025年4月7日

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壁の一面だけ色や柄を変えるアクセントクロスは、お部屋の雰囲気をガラリと変える魔法のアイテムです。しかし、選び方を間違えると「思っていたのと違う…」なんてことも・・・
この記事では、アクセントクロスで理想の空間を実現したいけれど、失敗が怖くてなかなか踏み出せないあなたへ、失敗しないためのポイント、色選びのコツ、そして参考にしていただきたい素敵なリフォーム実例をたっぷりご紹介します。
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▲朝日住宅リフォームのリフォーム事例

アクセントクロスとは

まずアクセントクロスとは、お部屋の一面だけに異なる色や柄の壁紙(クロス)使用することです。これにより、お部屋に奥行きや個性が生まれ、空間全体の雰囲気を大きく変えることができます。
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失敗から学ぶ - アクセントクロス選びの失敗例

 アクセントクロスを試してみたいと思っていても、「せっかく選んだクロスを実際に貼ってみたら、イメージと全然違った…なんてことになったらどうしよう」と心配になる方は多いのではないでしょうか。そんな後悔は避けたいですよね。アクセントクロス選びは、サンプルを見ただけではなかなか完成形をイメージしづらく、実際に貼ってみて初めて「失敗した…」と気づくケースも少なくありません。そこでよくある失敗例を知っておくことはとても大切です!ここではよくある失敗例とその対策をご紹介します。

リビングのアクセントクロス失敗例

1.色が強すぎて落ち着かない
鮮やかな原色や濃い色は、最初は新鮮でも、長時間過ごすリビングでは疲れてしまうことがあります。
対策:色を選ぶ際は、サンプルを大きな面積で見て、自然光や照明の下で確認しましょう。

2.柄が大きすぎて圧迫感がある
大きな柄は、お部屋を狭く感じさせることがあります。特に、狭いリビングでは注意が必要です。 
対策:柄のサイズは、お部屋の広さに合わせて選びましょう。

3.家具やインテリアと合わない
アクセントクロスだけが浮いてしまい、お部屋全体の統一感がなくなってしまうことがあります。
対策:アクセントクロスを選ぶ際は、家具やカーテン、ラグなどの色や素材との調和も考えましょう。

4. 思ったよりも暗い印象になった
濃い色のクロスは、お部屋全体を暗くしてしまうことがあります。特に、日当たりの悪いリビングでは注意が必要です。
対策:濃い色のクロスを選ぶ場合は、他の壁や天井を明るい色にする、照明を工夫するなど、明るさを確保する工夫があると良いでしょう。


寝室のアクセントクロスの失敗例

1.柄が派手すぎて落ち着かない
寝室はリラックスして過ごす場所なので、派手な柄は避けた方が無難です。 
対策:落ち着いた色合いの無地や、淡い色の小さな柄がおすすめです。

2.色が明るすぎて落ち着かない
明るすぎる色は、睡眠を妨げる可能性があります。
対策:落ち着いた色合いの、少し暗めの色がおすすめです。

寝室の壁紙選びについてより詳しく!おすすめ記事はコチラ

トイレのアクセントクロス失敗例

1.柄が大きすぎて狭く感じる
狭いトイレに大きな柄のクロスを貼ると、圧迫感を感じることがあります。
対策:小さな柄や、縦方向にストライプが入ったクロスを選ぶと、広く感じられます。

2.色が暗すぎて陰鬱な印象になった
暗い色のクロスは、狭いトイレをさらに暗く、陰鬱な印象にしてしまうことがあります。
対策:明るい色や、清潔感のある色がおすすめです。また暗い色のクロスの場合でも素材や照明などの工夫でホテルライクな空間にすることもできるでしょう。

3. 素材が湿気に弱い
トイレは湿気がこもりやすい場所なので、湿気に弱い素材はカビの原因になります。
対策:防湿性、防カビ性に優れたクロスがおすすめです。
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家具や床の色と合わせることが成功の鍵!

 アクセントクロスを選ぶ際、壁の色だけでなく、家具や床の色との調和も非常に重要です。

失敗しないためのアドバイス

サンプル確認:
・アクセントクロスのサンプルを実際にお部屋に置き、家具や床との組み合わせを確認しましょう。

色のトーンを合わせる:
・家具や床の色とアクセントクロスの色のトーンを合わせると、まとまりのある空間になります。

柄物の場合は注意:
・柄物のアクセントクロスを選ぶ場合は、家具や床の柄と喧嘩しないように、シンプルなデザインを選ぶのがおすすめです。

色が持つ力と空間への影響

いきなりですが、下記の画像、右の画像のほうが奥行きがあるように感じないでしょうか…?
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色は、私たちの視覚に錯覚を起こさせ、空間の広さや奥行きを変える力を持っています。その代表的なものが「進出色」「後退色」です。空間デザインにおいて重要な役割を果たします。
同じ広さのお部屋でも、画像の右側のように奥行きがあるように見える後退色を使用すると広く見えると言われています。

進出色:
赤、オレンジ、黄色などの暖色系は、実際よりも近くに感じさせ、空間を狭く感じさせる効果があります。
アクセントとして効果的に使用すると、空間に奥行きや立体感を与えることができます。

後退色:
青、緑、紫などの寒色系は、実際よりも遠くに感じさせ、空間を広く感じさせる効果があります。
狭い空間に効果的に使用すると、圧迫感を軽減し、開放的な空間を演出できます。
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また色は、私たちの感情や心理に深く影響を与えます。例えば、暖色系の赤やオレンジは、活気や温かみをもたらし、寒色系は落ち着きや集中力を高めます。下記では代表的な特性を紹介します。

・暖色系(赤、オレンジ、黄色など)…空間をエネルギッシュに、またはあたたかくする【おすすめの場所:リビング、ダイニング】

・寒色系(青、緑、紫など)…空間を落ち着いた、また集中しやすい場所にする【おすすめの場所:寝室、書斎】

・中性色系(白、グレー、ベージュなど)…空間を広く見せ、また上品な洗練された印象にする【どんな場所にも合います!】


色の組み合わせ方一つで、お部屋の雰囲気は大きく変わります。同系色でまとめれば、統一感のある落ち着いた空間に。反対色を取り入れれば、メリハリのある個性的な空間になります。

リフォーム実例から見る:成功へのインスピレーション

実際の施工事例を見ることは、アクセントクロス選びの大きなヒントになります。色、柄、場所など様々な事例を見ることで、自分のお部屋に最適なアクセントクロスを見つけるインスピレーションが湧いてくるでしょう。
上記で解説したように家具や床の色に合わせてアクセントクロスを選ぶこともとても重要なので、その点についても事例をぜひ参考にしてみてください。
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アクセントクロスのリフォーム事例1

 
“ご主人が選ばれたリビングの濃紺の壁紙をベースに、奥様の好みを伺いながらレトロなタイルや鏡を随所に取り入れ、シックで落ち着きのある、上質な大人のインテリア空間にまとめました。”
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アクセントクロスのリフォーム事例2

 
“リビングの1面にはビビッドなカラーのアクセントクロスをお選びになりました。”
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アクセントクロスのリフォーム事例3

 
“フローリングは優しい色のメイプル、そして落ち着いた淡い緑色のアクセントクロスが、穏やかで居心地のいいリビングを演出してくれます。”
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アクセントクロスのリフォーム事例4

 
“ビタミンカラーの明るいLDKを中心とした、元気な雰囲気のお住まいに仕上げました。”
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アクセントクロスのリフォーム事例5

 
“くすみのある落ち着いた色味で、爽やかな大人の空間になりました。
TV背面のアクセントクロスは、当初はブラウンのレザー調で格好良い雰囲気にされる予定でしたが、リビングは家族が集まりお客様もお通しする空間という事で、格好良さは残しつつ明るい色味のクロスを選ばれました。”
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アクセントクロスのリフォーム事例6

  
“インナーテラスはコーヒーを飲みながらちょっと一息出来るプライベート空間”
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アクセントクロスのリフォーム事例7・8・9

    
左:“クロスは長く飽きずにいられるよう無地を選び、アクセントクロスで遊び心もプラスしました。照明の暗さがお悩みでした。今回照明は既存のものを流用するため、床とクロスを白色にすることで空間を明るく見せる工夫をしました。”
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アクセントクロスのリフォーム事例10

 
“階段の壁には、立体感のあるアクセントクロスを施工。”
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アクセントクロスのリフォーム事例11

ACS[アクセントクロス コーディネートスタジオ]
  
左:“水墨画のような落ち着いた花柄のクロスが、もともとお持ちの家具や置物とマッチして美しいですね。毎日がお客様らしい、明るいおうち時間になりそうです。”
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アクセントクロスのリフォーム事例12

 
“限られた寝室空間の中で、収納計画とワークスペースの新設、配置や照明バランスにこだわってリフォームしました。内装色は黒を基調とし、シックで落ち着いた空間となりました。”
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アクセントクロスのリフォーム事例13

 
“洋室は一部壁面を全体とは色違いのクロス(アクセントクロス)にし、全体の雰囲気が単調なものとならないよう工夫しています。”
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アクセントクロスのリフォーム事例14

 
“収納内は柔らかな配色のウィリアムモリスデザインのクロスで仕上げました。”
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アクセントクロスのリフォーム事例15

 
“多目的カウンターはアクセントクロスがオープン棚ともマッチしていて、まるでひとつのお部屋の空間のよう。”

まとめ:あなただけの理想の空間を

アクセントクロスは、あなたの個性やセンスを表現し、理想の住まいを実現するための強力なツールです。この記事が、あなたの空間デザインのインスピレーションとなり、理想の住まい作りに役立つことを願っています。
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◆執筆者
一般財団法人住まいづくりナビセンター リフォーム評価ナビ 事務局K

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