カーポート・ガレージ

更新日:2025年01月22日

カーポート設置で後悔しない!メリット・デメリットと選び方のポイント NEW

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カーポートって本当に必要?
マイホームにカーポートを設置するかどうかは、多くの人が悩むところです。愛車を雨風から守り、快適なカーライフを実現できる一方で、費用や選び方での注意点も。
この記事では、カーポートの種類を紹介するほか、選び方のポイントやメリット・デメリットを分かりやすく解説します。実際のリフォーム事例も紹介しますので、カーポート設置を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

カーポートの屋根材の種類:それぞれの特徴を理解しよう

カーポートの屋根材として、主に以下の3種類があります。

ポリカーボネート

アルミ

スチール

近年ではポリカーボネートが広く採用されています。しかし様々な種類の屋根材が存在するため、ご自身のニーズに合った素材を選ぶために、多様な選択肢について理解を深めておくことがおすすめです。

ポリカーボネート

軽量で透明性が高く、採光性も優れている。デザインも豊富で、開放感のある空間を作りたい方におすすめ。熱線遮断タイプもあり、夏場の車内温度の上昇を抑える効果も期待できます。
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画像:四国化成

アルミ

軽量で錆びにくく、デザイン性、防火性も高い。外観にこだわる方や、モダンな住宅に合わせたい方におすすめです。ただし、ポリカーポネードやスチールに比べると高い費用となります。
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画像:LIXIL

スチール

 強度が高く、耐久性がある。大雪地域や強風地域で使用されています。デメリットとしては錆びやすさがあげられます。
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画像:YKK AP
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カーポートの形状を選ぶ

 カーポートは形状によって、デザイン性や機能性が異なります。ご自身の好みや条件に合わせて選びましょう。

柱の位置の特徴

片側支持タイプ: シンプルなデザインで、価格も比較的安価。柱のない側から乗り降りがしやすいです。
両側支持タイプ:耐風圧性能が高く、安定感がある。


カーポートの屋根の形の特徴

アール型:アール型のカーポートは、屋根の曲線が美しく、どんな住まいにも馴染む優しいデザインです。柔らかな印象を与えるだけでなく、視覚的に圧迫感を軽減し、開放感のある空間を演出します。
フラット型:すっきりとした水平なラインが特徴で、洗練された印象を与えます。シンプルでスタイリッシュなデザインは、モダンな住宅に合います。また、雪を屋根上に保持できるため、隣家への落雪による損害や、通行人への事故といったリスクを軽減できます。特に、耐積雪強度が高い素材を選ぶことで、より安全性を高めることができるでしょう。

カーポート設置のメリット

カーポートを設置するメリットは、単に車を雨風から守るだけではありません。快適なカーライフを実現し、暮らしの質を向上させるための以下のようなメリットがあります。

・愛車を悪天候から守る
・快適な乗り降り
・太陽光から守る

では、それぞれ詳しく解説します。
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愛車を悪天候から守る

 雨や雪など、様々な悪天候から愛車を保護します。雨や鳥の糞による汚れを防ぎ、洗車回数を減らせます。塗装の劣化やサビを防ぎ、車の寿命を延ばす効果も期待できます。

快適な乗り降り

雨の日でも濡れずに乗り降りできるため、小さなお子様やご年配の方、荷物が多い時でも落ち着いて乗り降りができます。

太陽光から守る

夏場の車内温度上昇を軽減し、車内が熱くなりすぎるのを防ぎます。また、紫外線による内装の劣化も抑える効果があります。

カーポート設置のデメリットと注意点

カーポートを設置するメリットは大きいですが、以下のようなデメリットや注意点も理解しておくことが大切です。

・柱が邪魔になる
・強風時の影響
・日陰が増える
・掃除が大変
・設置場所の制限

柱が邪魔になる

カーポートを設置すると、屋根を支える柱が必要になります。この柱でスペースが狭くなり車の出し入れや、車の乗り降りの妨げになる場合があり、「柱が邪魔」と感じる方も少なくありません。

強風時の影響

強風時には、屋根が飛ばされる可能性があります。特に台風などの際には、十分な注意が必要です。耐風圧性能が高いものを選ぶか、固定方法を工夫するなど、安全対策をしっかりと行いましょう。

日陰が増える

日当たりを確保したい場合は、設置場所や形状を工夫しましょう。

掃除が大変

掃除自体も簡単にできないからといって、放置してしまうと泥や落ち葉が溜まってしまい、汚くみえてしまう場合があります。
定期的なお手入れが大切です。

防犯性が下がることがある

例えばベランダやバルコニーの下、近くへ設置してしまうと、カーポートを足場にして室内に侵入され、空き巣の被害に合ってしまうかもしれません。ベランダやバルコニーの近くに設置を考えている場合は、窓の防犯を強化するなど注意しましょう。

設置場所の制限

建築基準法などの規制にも注意が必要です。特に、道路に面した部分やセットバック部分などには、規制が厳しくなることがあります。事前に地域の建築基準法を確認し、専門業者に相談することが重要です。

カーポートを選ぶ際のポイント

カーポートを選ぶ際には、必要な広さと高さを確保することも考慮しましょう。
カーポートを選ぶ際に最も重要なのは、車のサイズです。しかし、単に車が収まる大きさだけでなく、ドアの開閉スペースや荷物の出し入れの際に必要なゆとりも考慮が必要です。

またカーポートは、一度設置すると簡単に変更できないため、将来のことも考えて広さを決めることが大切です。

車の買い替え: 将来的に車を買い替える可能性がある場合は、現在よりも大きい車や、高さのある車に対応できるサイズを選びましょう。
家族構成の変化: 家族が増えたり、高齢者がいる家庭では、車椅子での移動や、乗り降りのしやすい車が必要になる場合があります。

カーポートのリフォーム事例

カーポートのリフォーム事例を「リフォーム評価ナビ」からご紹介しますので、見ていきましょう。
※以下の参考事例は「リフォーム評価ナビ」登録事業者の施工事例です。

参考事例1

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“雨の日も安心。玄関からポスト、そして門扉まで屋根を設置しました。雨の日もちょっとした作業ができ、新聞を取りに行くのに傘を差さずに行けるなど、玄関からポスト、門扉までの屋根は、とても便利です。カーポートをポリカの屋根に変えたことで、室内も明るくなりました。”

参考事例2

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“庭を改修して、広い空間にしたいとのご希望にて施工させて頂きました。と同時に老朽化していたカーポート・物置及び宅配ポストを新設させて頂き、だいぶ景観、イメージが変わりました。”

まとめ:カーポート設置はメリットもデメリットも理解して

カーポートを設置することで、愛車を保護し、快適な生活を送ることができます。しかし、費用やデザインなど、注意すべき点もたくさんあります。この記事を参考に、ご自身のライフスタイルに合ったカーポートを選びましょう。
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◆執筆者
一般財団法人住まいづくりナビセンター リフォーム評価ナビ 事務局K

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