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更新日:2024年09月17日

思い出の住まいをリノベーション!耐震改修で安心を手に入れる成功事例

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■N様邸プロフィール
・家族構成:1人(単世帯)
・建物タイプ:戸建(貸店舗併用)築約70年
・性能向上リフォームの種類:耐震、省エネルギー、バリアフリー
・施工期間:約4ヶ月
・施工費用:約2,100万円(性能向上部分 600万円)
・設計、施工:株式会社ハウセット
・場所:東京都墨田区

【リフォーム内容】
築約70年のN様邸は、都内の駅近に建つ戸建住宅。ご両親が営んでいた1階の書店を貸店舗に、2階はご自身の住居とするためにリフォームをご決断。自治体の補助金を利用した耐震リフォームに加え、外観から内装までを全面的に改築されました。ご両親と過ごされていた頃の思い出とともに暮らせる、安全で心地よい住まいとして蘇りました。
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Q1:リフォームを検討したきっかけは何ですか?

A:ここは私が2歳の頃から20代半ばまで家族と暮らしていた家です。相続した後、一時は手放そうかなとも思ったのですが、思い出もあるし、大通り沿いで駅から近く、交通の便もいい。そのため以前と同様に1階を店舗として貸し、2階に住もうと考えました。内部はさほど住みづらいとは思わなかったのですが、東日本大震災で壁にヒビが入っていましたので、思い切って構造から見直し、全面的にリフォームしようと考えました。

Q2:リフォームの依頼先は、どのようにして決めましたか?

A:インターネットでいろいろ調べました。実際にいくつかの会社に現場を見てもらったのですが、「難しい」「できない」という返事ばかり。都内の住宅密集地なので制約が多く、技術的に難しいと判断したのでしょうね。その後、近所にあるハウセットさんに行ってみたのです。すると親身になって相談に乗ってもらえ、「できない」という言葉も一切なし。補助金を活かすことにも協力してくれました。リフォーム評価ナビにも登録されている信用ある会社なので、選んで良かったと思います。
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画像:和室中心の間取りだったリフォーム前のお住まい

Q3:どのような要望をされたのですか?

A:まずはハウセットの耐震診断士さんに、住まいの状態を確認してもらいました。すると雨漏りによる腐食やシロアリ被害があり、基礎や構造の具合も良くないことがわかりました。そこで性能向上を含めたリフォームの提案をお願いしたのです。東日本大震災の時、私は都内の別の場所に住んでいましたが、この家には母が一人だったため、慌てて駆けつけて外に連れ出しました。母によると、その時の揺れは尋常じゃなかったとのこと。ハウセットさんの診断で住まいの劣化状態が分かり、当時母が体感した強い揺れの理由が分かった気がします。
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Q4:リフォーム会社からどのような提案がありましたか?

A:基礎は、アラミド繊維というものを使ってしっかりと補強しています。ハウセットさんによれば、タイヤや防弾チョッキなどにも用いられる高強度の補強材とのことでした。さらに、門型フレームを使って地震に強い構造を築き、その上で制震ダンパーを入れています。制震ダンパーは、熊本地震の時のように何度も繰り返す揺れを軽減し、建物へのダメージを減らすものだそうです。つまり「耐震+制震」で、二重に安心ということですね。屋根についても重い瓦から軽いスレート材となり、建物への負担が減ったようです。
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Q5:リフォーム工事中の様子をご覧になっていかがでしたか?

A:実際の工事を見て、技術力の高さを確信しました。何より驚いたのは、外壁や断熱材などの外部工事も建物の内側から施工したこと。わが家の敷地は両隣に家が迫っているので、いくつものリフォーム会社が難色を示したのも頷けます。ですが、ハウセットさんは内側からの施工で解決してくれたので、永くお付き合いのあるお隣さんにも迷惑が掛からずとても助かりました。
また、今回採用した門型フレームはわが家のような狭小地に最適な構造らしく、こちらも内側から施工が進みました。このフレームによって1階の貸店舗は大空間を取ることができ、入居が決まったヘアサロンの経営者の方からも「空間デザインが自由になるのでおしゃれな店にできそうです」と喜んでいただいています。
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Q6:リフォーム後の住み心地はいかがですか?

A:つい先日も地震がありましたが、まったく気付きませんでした。ちょうどリビングでテレビを付けていて、「東京23区震度3」というテロップを見て初めて知ったほど。門型フレームと制震ダンパーのおかげだと実感しました。リフォームしていなかったら、屋根も窓も壊れていたかもしれないですね。
内装についても大満足です。“モダン和風”という私の希望通りになり、落ち着いた暮らしができています。特にお気に入りは勾配天井のリビング。見えている黒い梁も良いでしょ。以前の家で使われていた梁を残したいと伝えたら、三角屋根の形を活かし、構造を補強した上で梁を見せてくれました。空間が伸び伸びして、昔の家の面影も感じられる。以前はよく外出していたのですが、今ではこのリビングで音楽を聴いたり、グラスを傾けたりする時間が、何よりも好きになりました。
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Q7:リフォームを検討中の方へアドバイスをお願いします。

A:技術力とデザイン力を兼ね備えた会社を選ぶべきでしょうね。敷地はそれぞれ違うものですが、たとえば両隣を家に挟まれた都内の住宅密集地ならば相応の技術が必要です。また、以前の家の梁を使いたいと希望したら、それに見合うデザインを提案する力も大切です。ハウセットさんには専門知識のある耐震診断士も一級建築士も、希望に対して丁寧に耳を傾けて提案してくれるコーディネーターさんも揃っていました。しかも人柄が良かった。会社選びって本当に重要ですね。その結果、今までの家からは想像もつかないくらい素晴らしい出来で、安心して暮らせるようになりました。

画像:(左)N様、(右)ハウセットご担当者
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設計・施工会社/ 株式会社ハウセット
【担当者からのコメント】
新築と変わらないくらいお金のかかるリフォームですから、ずっと永く安心してお住まいいただけることを追求しました。N様とそのお住まいに合ったものをお渡しできたことに、コーディネーター、職人含め、スタッフ一同うれしく思っております。

COMPANY PROFILE▶ 株式会社ハウセット 東京都墨田区業平2-16-8
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写真:ハウセット 早川浩平さん

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