風呂窓の目隠し方法は?安全・安心にお風呂に入るためのポイント
ご自宅で浴室を利用する際に、外からなるべく見えにくくしたい、通常の浴室のガラスだけでは外から見えるか不安と考えている方は多いのではないでしょうか。
自宅内での生活におけるプライバシーを考えるうえで、お風呂の窓は特に気を遣う必要があります。どのような対策をすべきか、どのような対策が自宅にとってベストなのかを考えることが重要です。
今回は、お風呂の窓を目隠しする方法とは、どのようなものがあるのかを解説します。
個人でできる風呂窓の目隠し
まずは、個人で手に入れやすいものでできる風呂窓の目隠し方法には、どのような方法があるのかを解説します。
個人で行いやすい風呂窓の目隠し方法は、以下の3つです。
以下でくわしく解説していきます。
目隠しフィルムを窓に貼る
市販されているお風呂の窓の目隠しフィルムを貼ることで、誰でも簡単にお風呂での目隠しをすることができます。
安価で手に入りやすいわりにデザインも豊富で、擦りガラス風のデザインからステンドグラスなどの模様の入ったおしゃれなデザインなど、たくさんの種類から好きなフィルムを選ぶことができます。
メリットは、誰でも簡単にお風呂の窓の目隠しができることです。窓にシートを貼り付けるだけで簡単に目隠し加工を施すことができ、専門的な知識や設置時の手作業などが必要ありません。
デメリットとしては、浴室の向きやフィルムの種類によっては日光が入りづらくなり、浴室全体が暗くなりやすいことや、フィルムが結露などによってすぐに劣化してしまいやすいことが挙げられます。
また、目隠しフィルムを施せるのは窓ガラス部分のみとなります。当然ながら、窓を開けた場合は外から中の様子が見えてしまうため、注意が必要でしょう。
浴室用のカーテンを取り付ける
浴室の窓の内側に浴室用カーテンを取り付けることで、屋外から浴室内の様子を見えにくくすることができます。
浴室用カーテンは、窓に貼り付けるフィルムと同様、安価で手に入る割にデザインや機能が豊富な特徴を持っています。
特にデザインは目隠しフィルムよりも更に豊富で、目隠し加工を施しつつ浴室内を自分好みにコーディネートしたい場合には適した方法といえるでしょう。
浴室用カーテンのメリットとしては、目隠しフィルムと同様に取り付けが非常に簡単な点です。商品によっては、外から中をほぼ完璧に見えなくすることも可能です。
一方、カーテンやレールにカビが生えてしまいやすいデメリットがあるため、毎日のお手入れや掃除、こまめな換気に気を配る必要があるでしょう。
浴室用のブラインドを取り付ける
お風呂の窓の内側に取り付ける突っ張り式のブラインドを設置することで、お風呂用のカーテンと同様に浴室内の様子を外から見えにくくすることができます。
浴室用カーテンよりも外からのシルエットの写りなどを完全に遮断することができる強みがあるため、人影やシルエットまで見えにくいようにしたいという場合に適した対策といえるでしょう。
浴室用のブラインドを使用するメリットは、カーテンと同様です。外から完全に見えなくすることができ、さらにデザインも豊富でご自身にあった種類のブラインドを選択することができます。ブラインドを上げることによって比較的簡単に換気が行えることもメリットといえます。
デメリットとしては、浴室用カーテンやフィルムに比べて比較的価格が高くなりやすいことや、ブラインドの形状上埃などがたまりやすく、若干掃除に手間がかかることが挙げられるでしょう。
個人でできる風呂窓目隠しは効果が弱くなりやすい
フィルムの貼り付け、カーテンやブラインドの設置など、ここまでに紹介した方法はお風呂を快適に使用するためのプライバシーを完璧に守れると保証できるものではありません。
個人で購入できる範囲での目隠しよりもさらにプライバシーの保護や防犯の効果を高めたいという場合は、リフォーム業者に相談・依頼をしてみることもおすすめします。
浴室の設計や設備などに着目して、プロの目線から根本的に問題を解決できるアドバイスをもらうことで、安全かつ快適な生活に更に近づくことができるでしょう。
ここからは、リフォーム業者に任せるとどのような方法でお風呂のプライバシーを守れるのかを解説していきます。
リフォーム業者に依頼してできる風呂窓の目隠し
リフォーム業者に依頼することでできる風呂窓の目隠しにはどのような種類があるのでしょうか。
リフォーム業者に依頼してできる風呂窓の目隠し方法は、以下の3つです。
以下でくわしく解説していきます。
擦りガラスに交換する
リフォーム業者に窓ガラスの交換を依頼することで、外から中の見え方を変えることができます。中でも、擦りガラスに交換することで、外から浴室内の様子をある程度見えにくくすることができるでしょう。
ただし、照明の強さや夜などの時間帯など、条件によっては外から浴室の状況が見えてしまうことがあるため注意が必要です。
窓ガラスの交換をリフォーム業者に依頼する際は、ガラスの種類が自分の望んでいるものと合っているかを確認してから発注を行いましょう。
一見同じように見えるガラスでも、フロストガラスや型板ガラスなど、様々な種類のものがあります。
種類の違いにより、外からどのように中の様子が見えなくなるかが異なってくるので、どのガラスを選ぶかは慎重に判断すると良いでしょう。
内窓や防犯ガラスを導入する
お風呂の窓の目隠しと並行して、内窓(二重サッシ)や割れにくい防犯ガラスを導入することもおすすめです。
内窓や防犯ガラスの導入により、浴室の様子が外から見えづらくできるだけではなく、 お風呂を経路とする空き巣の侵入を防ぐことができます。
また、内窓を設置すると、外の空気の影響を受けにくくなるので、お風呂の温度を保ちやすくなるメリットもあります。
浴室の窓のサイズを小さくする
浴室のリフォームを行うなら、風呂窓のサイズを小さくすることも有効です。
浴室の窓を小さくすることで、以下の3つのメリットを同時に得ることができます。
風呂窓の目隠しが必要になる根本的な原因は、浴室内の人影が窓に移りこんでしまい、屋外から屋内の様子が丸見えになってしまうことが原因です。
そのため、窓に映らない程度の高めの位置に小さめの窓を設置することで、窓を通して外から浴室内の様子を見ることは難しくなり、根本的な原因を解消できるでしょう。
風呂窓のサイズ変更に必要な施工は住宅によって異なりますが、現在の窓のサッシをそのまま利用できる場合もあります。
どの方式で窓を小さくするのが適切か、リフォーム業者と相談してみましょう。
風呂窓の目隠しをリフォーム業者に依頼するときのポイント
お風呂の窓の目隠しをリフォームで行う場合、どのような点に気を付ければよいのでしょうか。
ここでは、お風呂の窓の目隠しをリフォーム業者に依頼するときのポイントをくわしく紹介していきます。
浴室リフォームの施工実績が豊富な業者に依頼する
お風呂の窓の目隠しをリフォームで行う場合は、浴室のリフォームに関する知識や経験が豊富な業者に依頼するのがおすすめです。
リフォーム業者は、「バリアフリー化の実績が豊富」「デザイン性の高い空間を作るのが得意」等のように、会社ごとにそれぞれ得意分野や施工実績が異なる特徴があります。
そのため、浴室のリフォームをしたい場合、浴室のリフォームが得意な業者や、浴室のリフォームに関する施工実績が豊富な業者に相談すると、より良いリフォームが行えるでしょう。
見積りは複数のリフォーム業者に依頼する
リフォーム業者に見積りを依頼する際は、特定の1社のみではなく、複数の業者に見積依頼を行うようにしましょう。
その理由は、リフォームにかかる費用や料金の見積りは、依頼するリフォーム業者によって異なるケースがほとんどだからです。
特定の1社のみに見積依頼を行うと、そのリフォーム業者が提示する料金が本当に適切な金額なのかを判断することが難しくなってしまいます。
最適な工事内容や料金でリフォームを依頼するためにも、見積りはなるべく複数の業者に依頼し、工事料金や手数料が業者ごとにどれだけ違うのかを把握しておきましょう。
より安全・安心にお風呂を利用するならリフォーム業者にも相談を
今回は個人でできる風呂窓の目隠しの方法と、リフォーム業者を利用した風呂窓の目隠しの方法について解説しました。
お風呂の窓の目隠しは個人でできる範囲でも可能ですが、リフォーム業者に依頼してプロのアドバイスをもらうことで、より確実に目隠しを施すことができます。
業者にリフォームを依頼する際には、どのような方法があるのか、自分の住宅にはどのような目隠し方法が合っているのかなどを相談することから始めてみましょう。
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(2021年9月27日掲載)
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