お風呂リフォームは何日かかる?期間の目安や作業内容について解説
掲載日:2023年9月22日
お風呂リフォームを検討している方の中には、リフォーム工事の期間がどれくらいかかるのかと気になっている方もいるのではないでしょうか。工事の内容によっては、自宅でお風呂に入れない期間が長くなることもありますので、目安を確認しておきましょう。
本記事では、お風呂リフォームの期間やスケジュール、作業内容を浴室のタイプごとにご紹介します。併せて、お風呂リフォーム前に準備すべき点やリフォーム会社によって工事期間が異なる理由も解説しますので、お風呂リフォームを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
お風呂リフォームに必要な期間・スケジュール・作業内容
お風呂リフォームでは、工事の内容や現場の状況などによって必要な期間が異なります。最短で2日間、最長で12日間ほどと内容によって工事期間の目安はさまざまです。以下3つの浴室のタイプごとにリフォーム期間や作業内容、スケジュールの目安について解説していきます。
「ユニットバス→ユニットバス」のリフォーム
現在、ユニットバスを使用している住宅では、リフォームで浴槽を交換する際もユニットバスを採用するのが一般的です。
リフォーム期間
古いユニットバスを新しいユニットバスに交換するお風呂リフォームの場合、およそ2~6日間が工事期間の目安です。バスタブを交換するだけといった簡単な作業内容の場合は1日で終わるケースもあります。工事内容やオプションオーダーによっても異なりますので、その点に注意しましょう。
スケジュールと作業内容
古いユニットバスを新しいユニットバスに交換するリフォーム工事は、一例として以下のような流れで作業を実施します。
<例>
1日目:養生シートの設置や工事の事前準備、既存ユニットバスの解体作業など
2日目:給水・給湯管・排水管の配管工事や電気工事、新しいユニットバスの搬入など
3日目:新しいユニットバスの組み立て・加工・設置・湯張りテストなど
4日目:換気扇・照明接続工事・間仕切り造作工事・ドアの据付工事・内装工事・引き渡しなど
「タイル風呂→ユニットバス」のリフォーム
従来のタイル風呂をユニットバスへリフォームするケースもあります。タイル張りの床や壁を壊してから基礎を作り直す大がかりな工事ですので、期間も長くなる傾向があります。
リフォーム期間
古いユニットバスを新しいユニットバスに交換するお風呂リフォームと比べて難易度の高い工事になるケースが多く、4~8日間が工事期間の目安です。在来工法のタイル風呂はユニットバスのように規格がなく、造りや構造がさまざま。浴室の壁や床を壊して整形する「斫り(はつり)工事」や「土間打ち」が必要な場合には、最長で10日間ほどになるケースもあります。
スケジュールと作業内容
タイル風呂からユニットバスへリフォームするスケジュールや作業内容の一例は、以下の通りです。
<例>
1日目:搬入経路や作業場所、宅内に養生シートを設置するなど工事の事前準備
2日目:斫り工事や土間コンクリート打設工事、古い浴槽や水栓の設備撤去など
3日目:ユニットバスの搬入、給水・給湯管・排水管の配管工事など
4日目:ユニットバスの組み立て・加工・湯張りテストなど
5日目:内壁の造作・外壁工事など
6日目:換気扇・照明接続工事・間仕切り造作工事・ドアの据付工事・内装工事・引き渡しなど
「浴室と洗面所」の同時リフォーム
一般的な住宅では浴室と洗面所が隣接している場合が多く、同時にリフォームするケースもあります。「浴室と洗面所」をセットでリフォームする一番のメリットはデザインを統一できること。また、別々に工事するケースと比較して、コストを削減できるのも魅力です。
リフォーム期間
浴室と洗面所のセットリフォームの工事期間は、お風呂リフォームの工事期間2~6日間と洗面所の工事期間1~4日間を合計した日数が目安です。洗面所のリフォームについては、設備のみなら半日~1日程度、内装工事を含めると1~2日程度で完了します。ただし、配管工事が必要なケースでは、床の解体や造作で3日以上要する場合がある点に留意しておきましょう。
スケジュールと作業内容
浴室と洗面所のセットリフォームでは、まずお風呂リフォームが終了してから洗面所のリフォームに取りかかるのが一般的です。「お風呂リフォーム」工事日数2~6日間に、「洗面所リフォーム」が必要になることを頭に入れておきましょう。
以下は、「洗面所リフォーム」に必要な工事日数の例です。
<例>
・ 半日~1日目で完了するケース:養生・洗面台撤去・配管工事・下地造作工事・洗面台取り付けなど
・ 1~2日目で完了するケース:養生・洗面台撤去・配管工事・内装材撤去・クロス工事・下地造作工事・洗面台取り付けなど
・ 3~4日で完了するケース:養生・洗面台撤去・内装材撤去・床解体・配管工事・クロス工事・下地造作工事・洗面台取り付けなど
お風呂リフォーム前にやるべき準備4つのポイント
解説したお風呂リフォームの工事期間はあくまで目安です。お風呂リフォームの前にやるべき準備を怠ってしまうと、さらに期間が延びてしまう場合もあり注意しなければなりません。工事期間の延長を防ぐためにも、以下4つのポイントを押さえておきましょう。
1:契約前に期間を確認する
お風呂リフォームでは、さまざまな理由で工事期間が延びてしまいがちです。リフォーム会社と契約を交わす前に、工事期間をしっかり確認しておきましょう。どのような理由で期間が伸びてしまうリスクがあるのか、説明を受けておくのが重要です。併せて、リフォームをはじめてみないとわからない問題点についても、説明を受けておきましょう。
2:工程表をチェックする
お風呂リフォームでは、リフォーム会社側で工程表を作成します。どのようなスケジュールで実施する予定なのか、工程表を見せてもらいましょう。1日の終わりに工程表通りに進んでいない事実を確認できれば、慌てずに対応しやすくなります。
3:内容の変更に注意する
お風呂リフォームがはじまってから、オプションや工事内容の追加をお願いすると工事期間が延びてしまいます。途中で変更をお願いする事態にならないよう、契約までにしっかりと内容をチェックしておきましょう。
4:契約書を交わす
リフォームで契約書を交わすことはとても大切ですがなかには契約書を交わさないまま口約束で工事を始めるケースも見受けられます。リフォーム会社と契約書を交わしていないと、トラブルに発展することもありますので、必ず書面で契約を交わしましょう。
お風呂リフォームの期間が会社で異なる理由
お風呂リフォームでは、リフォーム会社によって工事期間が異なる場合があります。では、なぜ期間が異なってしまうのか、理由を解説していきましょう。
見積り内容が異なる
お風呂リフォームで複数のリフォーム会社に見積りを依頼すると、内容が異なる提案をされる場合があります。浴槽やシャワー、水回りの部品等をすべて新しいものに交換するのか、既存のものをどの程度利用するかなどによって、見積りが異なる点に留意しておきましょう。
また、壁や天井の断熱工事を併せておこなう場合や、オプションの有無・グレードによっても見積りに差が出ます。リフォーム内容の違いが工事期間に影響するケースもありますので、中身をしっかりと確認しておくのが重要です。
職人の手配が異なる
リフォーム会社によって、職人の人数や専門性など手配が異なる場合があります。特に、繁忙期には職人の手配がままならないケースもあり注意が必要です。職人の手配が予定通りにいかないと工事期間にも影響します。なるべく工事期間を短くしたい、延長したくないならば繁忙期を避けたり、契約から着工までの期間に余裕を持たせたりすると良いでしょう。
土間のコンクリート打設後の養生期間が異なる
タイル風呂からユニットバスへリフォームする際には、土間にコンクリートを打設する基礎工事が必要です。枠に流し込んだコンクリートは季節や湿度によって乾き方に差が出るため、状況次第では工事期間が延びてしまう場合があります。
しかし、工事期間を延ばしたくないからという理由で養生(ようじょう)期間を短くしてしまうと、コンクリートの強度が出ません。養生期間をどの程度の日数を想定しているかによって、工事期間が異なる点に留意しておきましょう。
予備日の設定で異なる
リフォーム会社によって、予備日をどの程度設定するかで工事期間が異なってきます。予備日を設けずに最短での工事期間を提示するリフォーム会社がある一方、十分に余裕をもたせて工事期間を設定するリフォーム会社もあります。
お風呂リフォームのような水回りの工事では、着工後に想定以上の傷みがひどい箇所が見つかり、予定通りに進まないといったケースも少なくありません。
複数のリフォーム会社に見積りを依頼する際には、工事内容や金額、工事期間に加えて予備日をどの程度設定しているのかも確認しておきましょう。
お風呂リフォームの事例をご紹介
最後に、お風呂リフォームの事例を「リフォーム評価ナビ」からご紹介しますので、見ていきましょう。
※以下の参考事例は全て「リフォーム評価ナビ」登録事業者の施工事例です。
参考事例1
ホテルライクな水廻り空間|シンワクライム株式会社の施工事例
築35年のマンションにお住まいのS様。洗面所の水漏れをきっかけに浴室、洗面、トイレのリフォームをすることになりました。とにかく使いやすくてホテルのような空間にしたい!とのご要望でした。在来で冬は冷たさを感じる浴室は、楽湯がついたTOTOシンラでワンランク上のバスタイムが実現。ゆったりと外の景色を眺めながら入浴されるそうです。
シンワクライム株式会社の施工事例詳細はこちら>>
参考事例2
TVを見ながらゆったり入浴|浪速リモデリング株式会社の施工事例
システムバスのリニューアル工事です。落ち着いた空間にするために壁のアクセントパネルを濃いグレーに、床をグラニットグレーにしました。浴室用のTVを取り付けて、ゆったりと入浴できるようになりました。
浪速リモデリング株式会社の施工事例詳細はこちら>>
参考事例3
タイルお風呂やキッチンを一新|北洲リフォームの施工事例
こちらは昔ながらのタイル張りのお風呂。新しいシステムバスに変えてお風呂時間が楽しくなりますね!脱衣室と段差がありましたが、今回のリフォームで段差もなくしました。システムバスの外側(家の構造体)にも断熱をぐるっと施していますので、暖かさが違います。
北洲リフォームの施工事例詳細はこちら>>
まとめ
リフォーム工事中は自宅でお風呂に入れませんので、事前にお風呂リフォームの工事期間や内容を把握しておくことはとても重要です。本記事を参考にリフォーム会社に相談してみましょう。
お風呂は、1日の疲れを癒やしてリフレッシュするために欠かせない空間です。
安心してお任せできるリフォーム会社に依頼し、理想の浴室づくりを実現してください。
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