増改築(リフォーム)か建て替えか。見極めるコツはこれ!

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増改築(リフォーム)か建て替えか。見極めるコツはこれ!

増改築か建替えか、悩むところです。10年後はどんな暮らしになるのか、その視点も考えてみましょう。

設備の入れ替えであれば悩むことはありませんが、本格的な増改築(リフォーム)をするか、思いきって建替えるかは、誰もが悩むところです。現在の住まいがどれほど使えそうか、5年後10年後はどんな暮らしになるのか、じっくり考えましょう。

「リフォームを重ねる」「建替える」-長期的な視点で

住まいの老朽化や家族構成の変化などに伴って、リフォームを検討するご家族は少なくありません。その時の悩みどころは、リフォームするか思い切って建替えるか、ということです。費用だけを考えれば、リフォームのほうが安くできますが、大規模なものでは1000万円を超えるケースもあります。それならいっそ建替えをという判断もあり得るでしょう。費用に絶対の上限があり、しかもその金額での新築は無理という場合は別ですが、リフォームか建替えかを、純粋に金額だけで判断するのは難しいことです。

受け継ぎ、残したいものがあるならリフォーム

リフォームか建替えかを選択する時、予算、老朽化の度合いなども大きな判断材料ですが、いちばんの要素は、既存の建物がもっている価値、雰囲気や思い出を受け継ぎたいかどうかという「継承」の必然性ではないでしょうか。そこに大きな意味があるのなら、古いものをきちんと残し、またそれに新しいものを加えながら、新旧ふたつの世界を統合して今までにない価値を創造する、そういったリフォームができます。思い切って新しくする場合も、1枚のドアなどを思い出として引き継ぐことは可能です。

新旧の差が出ることも考慮して

リフォームする際に気を付けたいのは、部分リフォームの場合は新しくしたところと古いままのところとの差が目立つようになることです。今までは気にならなかったのに、一部の壁が新しくなることで、急に古いところがみすぼらしく見え「これなら全部直せばよかった」「建替えてしまえばよかった」と後悔することになりかねません。新旧の対比がはっきり出てしまいそうな場所は、あらかじめそのことを念頭に、その部分はいじらない、あるいは、連続した面はすべて新しくする、といったことも考慮する必要があります。

第2次リフォームもあらかじめ計画

リフォームは、一カ所を新しくすれば、次はここをと、計画が広がることが少なくありません。それまでは不便や汚れにも慣れてしまっていたものが、リフォームによって新しくすることの価値や楽しさが明確になるからです。その意味でも、リフォームは、当面の不具合を直す、必要な空間を確保する、というように短期的に考えるのではなく、10年20年後にどういう住まいにするかということも含めて、長期的に計画を練ることが必要です。まず第1次としてここまで、次にこの部分を第2次リフォームで、というように計画を立てておけば、ここもやればよかったといった後悔も生まれず、また、工事の手間や費用にもムダが生まれません。

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