リフォームの見積り・費用に関するトラブルの事例と予防対策
今、知っておきたい!リフォーム、トラブル予防の事例集【見積り・費用・支払い】
実際にリフォームで起きた不具合・トラブルなどの事例をもとに、予防策などを解説します。
今回はリフォームのお金に関わるトラブル事例などをご紹介
1.ずさんな見積書で契約が心配
知り合いの事業者にリフォームを依頼しようと思い見積を依頼したら、現場も確認せずに一式の合計金額が記載された見積書しかくれません。図面もありません。
防止策と対応方法
解説
リフォームにおいては、細目のない一式見積、現場を確認しないで作られた見積など、安易な見積で工事を始めてしまう例が少なくありません。中には契約書や見積書がなく口約束で工事を始めるケースもあります。これらはトラブルのもとです。できあがってみたら要望と全く異なっていたり、途中で多額の追加費用を請求されたりといったトラブルが起こることもあります。しかも工事内容を明確に約束した見積書や図面がないので、トラブルの解決が著しく困難となります。リフォーム工事の契約はくれぐれも慎重に行ってください。
2.工事範囲のくい違いから追加費用が必要と言われた
リビングの床、壁、天井を一新するリフォームを行ったところ、元の腰壁部分がそのまま残してあり、コンセントも古いままでした。コンセントも含め、全面新しくしてくれるものと思い込んでいたので、事業者に対応を求めると、工事のやり直しが必要で、多額の費用が追加になると言われてしまいました。
防止策と対応方法
解説
リフォームにおいて、工事範囲をめぐるトラブルは少なくありません。見積書や、図面があるからと安心していても、その記述にあいまいさがあると、誤解のもととなり、完成してから工事のやり直しと多額の追加費用が必要になるなど、ときに解決の難しいトラブルとなってしまいます。
こんな見積書に注意!
①工事期間が明記されていない
工事期間が明記されていないと、いつまでたっても工事が始まらなかったり、終わらなかったりするトラブルが生じます。工事期間が明確に示されているかを確認しましょう。(※)②支払条件が不明
③工事内容が不明確
見積書に「○○一式工事」と記載されているだけで工事の具体的な内容が明確でないことが原因で生じるトラブルが少なくありません。契約前に工事内容を明確にし、事業者との間できちんと確認しておくことが大切です。④単価・工事範囲の記載があいまい
どこをどれだけリフォームするか、単価はいくらかをきちんと確認しましょう。現場調査を行わずに見積書を作成した場合等に、実際の工事内容と数量が合わず、追加請求を受けるトラブルがみられますので、不明な点は図面得と照らし合わせて確認しましょう。⑤二重計上されている
同じ工事が項目名を変えて計上されていたり、使用しない材料の金額が計上されている見積書には注意しましょう。また、計算が間違っている場合もあるので、よく確認しましょう。⑥保証期間・内容が記載されていない
リフォーム工事の保証期間・内容を確認しましょう。保証期間が長期の場合は、期間中に事業者が倒産した場合にどう扱われるのかを確認しましょう。また、保証内容に関する記載がない場合は、事業者に確認しましょう。(※)⑦値引きの根拠が不明確
顧客に契約を促す目的で、過度な割引を行っている見積書がみられます。常識の範囲を超える値引きは、値引き前の単価等が市場単価に比べて高いこともありますので、根拠のわからない特別価格や決算値引をうたっている場合は、その内容をきちんと確認しましょう。⑧見積書に承諾欄等がある
3.無償の追加工事かと思ったら、費用を請求された
内装をリフォ一ム中に、リフォーム事業者から「対面キッチンにカウンターがあるといいですね。」と言われ「そうですね」と答えたところ、後目、事業者から「やっておきました。」と言われました。代金については説明がなかったので、無償だと思っていましたが、工事終了後、追加工事費用として20万円請求されました。無償でなけれ頼むつもりはなかったのですが、支払わなければならないでしょうか。
防止策と対応方法
解説
追加工事を依頼するときのポイント
リフォーム事業者と合意すること
きちんと書面を残すこと
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