築40年の家をリノベーション!耐震性と省エネ性を両立した断熱リフォーム事例

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築40年の家をリノベーション!耐震性と省エネ性を両立した断熱リフォーム事例

■K様邸プロフィール

・家族構成:4人(単世帯)
・建物タイプ:戸建 築40年
・性能向上リフォームの種類:耐震、省エネルギー、バリアフリー
・施工期間:5ヶ月
・施工費用:約1,850万円(性能向上部分 138万円)
・設計、施工:株式会社やまもと住研
・場所:広島県呉市

【リフォーム内容】
K様は、ご夫婦と8歳と4歳の男の子で暮らす4人家族。奥様のおばあ様から受け継いだ築40年の住まいをリフォームされました。寒さや間取りの不便さを解消することはもちろん、「祖母から受け継いだ住まいだからこそ、子どもたちにも安心して引き継いでほしい」というお考えのもと、地震への強さや耐久性などの性能にこだわったリフォームを実現されました。

Q1:リフォームを検討したきっかけは何ですか?

A:祖母から住まいを受け継ぎ、約1年半暮らしていたのですが、もう寒くて、暗くて(笑)。しかもキッチンと食事をする部屋が離れていて使いづらく、不満が募っていました。一方で主人は、築40年ということもあり、耐震性に不安を感じていたようです。中学生の時に芸予地震(※)を体験し、地面が割れたのを目の当たりにしたことがあり、その時の恐怖が忘れられないそうです。そこで思い切ってリフォームしようと考えました。主人は耐震性や耐久性を重視し、私は省エネ性やデザイン性を重視しながらリフォームが進みました。

※2001年に発生した最大震度6弱の大地震。全壊70邸、半壊774邸と壊滅的な住宅被害をもたらした。

Q2:リフォームの依頼先は、どのようにして決めましたか?

A:インターネット等で調べるなど、数社をピックアップして同時に相談をしていましたが、一番親身になって相談に乗ってくれたのが、やまもと住研さんでした。私たちのこだわりにきめ細かに応えてくれそうだと感じて依頼先を決定しました。
やまもと住研さんは、まず耐震診断をしてくれました。すると地震の力に耐えられる壁の量が少なく、倒壊する恐れがあると診断され、省エネに直結する断熱材も劣化していることが分かったんです。祖父は家のメンテナンスを丁寧にする人でしたから、築40年にしては劣化も少ない方でしたが、さすがに内部までは分からなかったのでしょう。さっそく性能から見直すリフォームを始めました。

Q3:性能向上リフォームは、どのようなものでしたか?

A:やまもと住研さんは、まず補強提案書を提出してくださいました。「地震の力がかかる壁にボードを張って強度を高め、さらに筋交いや金物で補強する」ということを行いました。省エネ性については「屋根と壁に吹き付け断熱をして、床にも断熱材を充填する」という説明を受けました。
また、「構造の内部に湿気が入って材を腐らせないよう、防湿シートも張り巡らせた」とのことですから、耐久性についても、より安心になりました。
「家族の命を守ることが最優先。だから頑丈な家、命を守ってくれる家にしたい」という主人も納得したようです。これで祖母から受け継いだ家に、さらに永く住み続けていけそうです。

Q4:リフォーム後は、性能向上の効果をお感じですか?

A:リフォームした後、震度3の地震があったのですが、揺れはほとんど感じませんでしたね。 子どももまだ小さいので、まずは安心できました。
省エネ性については、引き渡しの日にすぐ実感しました。6月で汗がにじむ暑い日だったのですが、新しいわが家へ入ったとたん「あっ、涼しい」ってびっくり。光熱費もずいぶん安くなりました。オール電化に変えたこともあり単純には比較できないのですが、節約できてホッとしていることは確か。リフォームしてからまだ寒い季節は体験していません。以前はモコモコの上着を着て、しっかり靴下をはいてキッチンに立っていましたが、今年はどうなるかな。今から冬が楽しみです。

Q5:間取りも大きく変更されていますが、住み心地はいかがですか?

A:以前はキッチンが北側にあり、食事をする場所と離れていました。そこでキッチンを住まいの中心に据え、リビングやダイニングと隣接させたんです。対面式ですから料理をしたらすぐにダイニングテーブルへ渡せるので、家事がずいぶんラクになりました。何よりも家族と顔を合わせながら料理や後片付けができるので、楽しさや安心感が違います。
そういえば、以前の家には、私や兄弟、いとこたちが小さい頃に背丈を測った“背比べの柱”があったのですが、やまもと住研さんがそれをイスにアレンジしてプレゼントしてくれたんです。引き渡しの日に初めて知って、私はもちろん母たちも大喜び。今、そのイスをキッチンに置き、料理をしない時でも座って自分時間に浸っています。キッチンが私のお気に入りの場所になりました。

Q6:ご主人にもお気に入りの場所があるとお聞きしましたが。

A:主人はバルコニーがお気に入りです。外観デザインは「四角い家がいい」と要望した結果、リビングの天井(屋根)にあたる部分がフラットな形状となりました。それを活かして、やまもと住研さんがバルコニーを提案してくれました。広さは約5畳と広々です。この夏は子どもたちがプールを広げて遊びました。主人は「僕のプライベートスペース」なんて言いながらイスとテーブルを置き、星を見たり音楽を聞いたりしながらお酒を楽しんでいます。もちろん洗濯物もたっぷり干せますよ。バルコニーに面した階段ホールにランドリースペースをつくりましたから、洗濯物を取り込んで、畳んだりアイロンがけしたり、収納もできる。テキパキ家事ができ、時短にもなります。

Q7:その他にはどんなご要望をされましたか。

A:全体的には“アメリカンカジュアル”をめざしたインテリアにしました。1階床は明るいボルドーパインの無垢材にし、キッチンの床はドット柄に。チェッカーガラスの玄関ドアや照明、スイッチプレートなどはインターネット等で見つけ、やまもと住研さんと相談しながら設置していきました。最終的には統一感のあるカラーコーディネートに仕上げていただき、落ち着いたインテリアになりました。
玄関も広々として、以前よりも明るくなったし、主人の作業着専用のものを含め、洗濯機が2台置ける洗面室の使い勝手も格別です。本当に大満足しています。

Q8:リフォームを検討中の方へアドバイスをお願いします。

A:リフォームをしてから気持ちにゆとりができました。例えば、お気に入りのキッチンに居ると、リビングにいる子どもたちを見守れるからか、気持ちが安らぐようになりました。また、地震の揺れを感じにくくなったり、光熱費も安くなるなど、性能向上リフォームのメリットも実感しています。
それから、リフォーム会社さんにはとにかく何でも要望を言うことでしょうね。私たちもすべてを言って、やまもと住研さんはすべてに応えてくれました。そのためには、つくりたい家のイメージを固めておくことが大事だと思います。私は、イメージや要望を箇条書きにして整理しておきました。それを見せて説明すれば伝わりやすくなりますね。

設計・施工会社/ 株式会社やまもと住研

【担当者からのコメント】
当社では、建物でお客様の命や財産を守ることが大切だと考えています。K様邸でもそれが実現できました。また、K様はご要望のカタチがはっきりしていたので、それをいかにやり遂げるかに力を注ぎました。やりがいも楽しさもあるよい機会を与えていただき、本当に感謝しています。

COMPANY PROFILE ▶株式会社やまもと住研 広島県呉市海岸1丁目4−3
会社の詳しい情報はコチラ

写真:やまもと住研 高見薫さん

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