葺き替え工事のメリット・デメリットを解説!屋根リフォームで快適な暮らし

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葺き替え工事のメリット・デメリットを解説!屋根リフォームで快適な暮らし

掲載日:2024年5月24日

屋根は私たちの家を守る重要な部分です。
しかし、時間の経過とともに劣化が進み、雨漏りや損傷が発生することがあります。
そんな時におすすめなのが、屋根の葺き替え工事です。

本記事では、重ね葺き(カバー工法)との比較、屋根の葺き替えの特徴や手順、メリット・デメリットを詳しく解説します。屋根リフォームの施工例も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

葺き替えと重ね葺き(カバー工法)の徹底比較!メリット・デメリットをわかりやすく解説


屋根のメンテナンス方法は、主に「葺き替え」と「重ね葺き(カバー工法)」の2種類があります。

葺き替えは、古い屋根材を全て撤去し、新しい屋根材に張り替える方法です。費用は高額になりますが、根本的な解決策となり、耐久性も長くなります。

重ね葺きは、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねて張る方法です。費用は比較的安価で、工期も短くなります。しかし、耐久性は葺き替えよりも低く、将来的に再び工事が必要になる可能性があります。

それぞれの特徴を表にまとめました。
項目 葺き替え 重ね葺き
費用 高額 比較的安価
工期 長期間 短期間
耐久性 長期間 比較的短期間


葺き替えと重ね葺きでは、工事費用や工期が大きく異なります。そして、それぞれの施工方法にメリットとデメリットがあるので、下記の各ポイントを押さえておくことが大切です。

屋根リフォーム・葺き替え工事のメリット

葺き替え工事にはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、葺き替え工事のメリットについて3点ご紹介します。

下地の着実な補修点検がしやすい

屋根の葺き替えでは、基本的に古い屋根材を一度全て取り外すため、その際に工事の担当者が屋根の異常を目視で確認しやすいというメリットがあります。

防水紙や野地板などを含めた下地を目視でチェックできれば、どこにどのような補修を施す必要があるのか把握しやすくなります。

一方、重ね葺きでは既存の屋根材を取り外すことが少ないので、屋根の防水シートが傷んでいるなどの異常に気付きにくいというデメリットに注意しましょう。

自然災害への対策を強化できる

屋根の葺き替えは基本的に、下地を補修してから新しい屋根材を張ります。屋根全体を一新するため、屋根の耐久性が高まり、台風や大雨など自然災害への対策を強化できるというメリットがあります。

屋根が老朽化したままの住宅で大雨、台風、ゲリラ豪雨などに遭遇すると、室内まで雨漏りの被害が広がる可能性があるので、屋根のみの補修で済まなくなるケースも多いです。

そのため、屋根に適切な手入れを施し、耐用年数を延ばすことには、住宅全体にかかる手入れの費用の負担を軽減できるというメリットもあります。

屋根の耐震性を向上させやすい

瓦屋根などの重めの屋根材から、スレート・ガルバリウム鋼板などの軽い屋根材への葺き替えを行うことで屋根の耐震性を向上させやすいというメリットがあります。屋根が軽量化されることで住宅の基礎部分や柱にかかる負担を軽減でき、耐震性が向上しやすくなります。

屋根リフォーム・葺き替え工事のデメリット

屋根の葺き替え工事には多くのメリットがある一方、デメリットもあります。あらかじめ注意点を把握し、よりベストな工事方法の選択に役立てましょう。ここでは、葺き替え工事のデメリットについて3点ご紹介します。

重ね葺きよりも費用が高額になることがある

屋根の葺き替えは、既存の屋根をそのまま残す重ね葺きと比べて作業規模が大きくなりやすく、その分費用がかかる傾向があります。
また、アスベストが含まれている屋根材を撤去する際、処分費用が別途かかることがあることも留意しておきましょう。

重ね葺きよりも工期が長くなることがある

屋根の葺き替えは実質的に「屋根の全面的なリフォーム」となります。そのため、古い屋根の解体・撤去や下地の補修など、さまざまな工程が重ね葺きよりも多くなりがちです。

したがって、工程が増える分だけ、作業全体が終了するまでの工期が長くなりやすい傾向があります。

工事中は住宅で生活ができない

屋根の葺き替え工事中は住宅で生活できないことが多いです。仮に生活可能なケースであっても、工事期間中は雨漏りが発生することもあります。そのため工事期間中の生活手段をあらかじめ確保しておく必要があるでしょう。

屋根リフォーム・重ね葺き(カバー工法)のメリット

重ね葺き(カバー工法)による工事にも、葺き替えとは異なるさまざまなメリットがあります。ここでは、重ね葺き工事のメリットについて解説します。

廃材の発生を抑えやすい

重ね葺きでは既存の屋根をそのまま利用する補修のような内容の工事が多いです。
そのため、解体や撤去作業による廃材の発生を抑えやすく、ホコリや騒音などのトラブルのリスクを軽減しやすいというメリットがあります。
なお、屋根材に有害物質であるアスベストが含まれていると、撤去作業でアスベストが飛散する危険があるため、重ね葺きによる工事で対応するケースもあることを覚えておきましょう。

工事中でも普段通りの生活ができるケースが多い

屋根の全面的な補修である葺き替えに対し、重ね葺きは、屋根の解体・撤去・下地の処理などの工程は含まない工事が一般的です。そのため、工事中でも雨漏りの心配が少なく、期間中でも普段通りに住宅で生活できるケースが多いというメリットがあります。

屋根リフォーム・重ね葺き(カバー工法)のデメリット

葺き替え工事と同様、重ね葺きの工事にもデメリットがあります。
重ね葺きで手入れを考える際も、注意点をきちんと確認しておきましょう。

屋根の重量増加による耐震性の低下

重ね葺きを行うと、既存の屋根材の上に新しい屋根材を被せるため、屋根全体の重量が増加します。軽量な屋根材を選んだとしても、重量増加は避けられません。

特に、築年数が古い住宅や、耐震性に不安がある住宅の場合、重量増加によって耐震性が低下する可能性があります。事前に専門業者に調査してもらい、耐震性を確認しましょう。

屋根の種類や状態に応じて工事内容が限られる

既存の屋根に新しい屋根材を重ねるように設置する工事の場合、選べる屋根材の選択肢が限定されやすいです。たとえば、瓦屋根には重ね葺きで施工できないケースがあります。

その理由は、屋根材を重ねることで屋根の重量が増すので、できるだけ軽い屋根材を採用する必要があるからです。屋根が重いと住宅全体にかかる負荷が大きいので、軽い金属製の屋根材が採用されるケースが多いです。

また、屋根の劣化が想定よりも深刻で、葺き替えリフォームで屋根そのものを一新する方が望ましいケースが後から分かることもあるので留意しておきしょう

太陽光パネルなどの設置が難しくなることがある

屋根のリフォームを機に、太陽光発電の導入を検討する方は少なくありません。
ただし、重ね葺きの際に選択する屋根材によっては、「金属で固定できない屋根材を使用している」などの理由から、太陽光発電などの設置が難しくなることがあるので注意しましょう。

そして、太陽光パネルを設置するための新しい屋根材だけではなく、専用架台や金具などさまざまなメンテナンス費用が別途かかる点も把握しておきましょう。

屋根の葺き替え工事の流れ

屋根の葺き替え工事の基本的な流れについて解説します。

1.足場設置
まず、安全に作業を行うために、屋根全体を覆う足場を設置します。

2.既存屋根の撤去
劣化した屋根材や下地材を撤去する。

3.下地の補修
屋根の下地材に損傷がある場合は、補修や交換を行う。

4.ルーフィング(防水シート)の敷設
雨漏りを防ぐための防水シートを敷設します。

5.新しい屋根材の設置
選定した新しい屋根材を設置していく。

6.仕上げ
屋根の端部処理や、雨樋の取り付けなどを行う。

7.清掃・検査、足場解体
完成後の清掃と、不具合がないかの検査を実施する。


工事期間は、屋根の形状・面積によりますが、通常1~2週間程度を要します。
ただし、雨天時は安全面や仕上がりの品質を考慮して基本的に中断されます。雨天の場合のスケジュール調整や、対応について事前にしっかり施工会社に確認しましょう。

屋根リフォームのリフォーム事例

ここからは、屋根のリフォーム事例を「リフォーム評価ナビ」からご紹介しますので、見ていきましょう。
※以下の参考事例は全て「リフォーム評価ナビ」登録事業者の施工事例です。

参考事例1

屋根葺き替え工事/ 植村産業株式会社(ue_bo design)

”築50年以上のご自宅です。
約20年前に一度カバー工法にてリフォームされており、今回は2回目の補修工事のご依頼を頂きました。
リフォーム前はカラーベストで割れ等の劣化が激しい状態でした。今後のメンテナンス性を考慮して、ガルバリウム鋼板でご提案しました。”

参考事例2

雨もりによる土葺き瓦の葺き替え/中垣建設株式会社

”古い建物の屋根は屋根瓦を固定するために土を使っています。そのため台風により飛んだりズレたりして雨が降ると雨漏りの原因になります。また耐震の事を考慮すると土葺きのため屋根荷重が増え不利になります。そのため屋根改修は新築と同じように乾式で葺せ換えを行います、これでズレも無く安心です。”

 

まとめ:後悔しない屋根リフォームで快適な暮らしを

屋根の状態や住宅、周辺環境など、さまざまな要素を考慮し選択をすることが重要です。
リフォーム会社に屋根の修理を依頼する際は、複数社に作業内容と費用の見積りを依頼する「相見積り」を行うことをおすすめします。見積りを参考に、具体的にリフォームを検討していきましょう。屋根の修繕は大きな投資となりますが、家の価値を高め、快適な生活を送るためにも、ぜひ検討してみてください。

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