洗面台の鏡の掃除方法とコツを伝授!きれいな状態が長持ちするポイントも解説
掲載日:2023年6月16日
普段は何気なく使っている洗面台の鏡でも、自然光や照明の明るさによって付着した水垢や汚れが目立つ瞬間があり、ハッとしてしまった・・・なんてことはありませんか?
洗面台の鏡は、他の室内の鏡に比べて汚れやすいのが特徴です。
鏡に汚れが付いたままにしておくと不衛生ですし、顔がくすんで見える場合も。毎日使うものですから、きれいな状態を保つように心掛けましょう。
今回は、洗面台の鏡の掃除をテーマに、汚れる原因や掃除方法、きれいな状態を保つコツ、掃除する際の注意点を解説します。ぜひ参考にしてみてください。
洗面台の鏡の掃除が必要になるほど汚れる原因
洗面台の鏡を毎日見ているものの、気づかないうちに汚れで見えにくくなっていませんか?洗面台の鏡の掃除が必要になるほど汚れてしまうのには、おもに以下3つの原因があります。
・ほこりで汚れる
・皮脂や「身だしなみ」で汚れる
・水垢で汚れる
まずは、洗面台の鏡が汚れてしまう原因を把握して、どのような掃除が有効なのかを確認していきましょう。では、それぞれ詳しく解説します。
ほこりで汚れる
洗面所は髪を乾かしたり、着替えたりといった人の動きによって、ほこりが舞い上がりやすい環境です。洗面所に湿気がこもっていると、ほこりが水分を含んだ状態で洗面台の鏡に付着します。そのまま放置しておいた結果、頑固な汚れになってこびりついてしまうのです。
皮脂や「身だしなみ」で汚れる
洗面台の鏡には洗顔や歯磨き、整髪、メイクなどの「身だしなみ」によって油分やカスが付着する場合があります。石鹸カスや歯磨き粉が飛んだり、手垢の皮脂が付いたりなどして汚れてしまうのです。鏡に付着したまま時間が経つと、なかなか落としにくい頑固な汚れとして残ってしまうので注意が必要です。
水垢で汚れる
洗面台の鏡に飛び散った水分は、そのまま放置すると水垢になるので注意が必要です。水道水には、ケイ素やカルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分を含んでいます。水が蒸発すると成分だけが残り、空気と結合して白い結晶のような鱗状の水垢になるのです。鏡に付着した水垢は頑固で落としにくく、一度付着してしまうとやっかい。水垢や他のほこり・油分などとも混ざって、時間の経過と共にさらに落としにくくなります。
【原因別】洗面台の鏡の掃除方法
洗面台の鏡が汚れてしまう原因がわかったところで、掃除の方法を見ていきましょう。上記で解説した原因別に掃除方法を詳しく解説します。
ほこりで汚れた場合の掃除方法
洗面台の鏡がほこりで汚れた場合は、まずはしっかりとほこりを取り除きましょう。濡らした雑巾を絞ったら、水拭きします。ほこりを落としたら、乾拭きをしてピカピカに仕上げましょう。乾拭きする際は、マイクロファイバー製の布やガラス専用の布巾などを用意しておくと便利です。
ただし、雑巾で鏡を拭くと細かい繊維が残ってしまう場合があります。雑巾にする適当な布がないときや、繊維残りが気になる場合は新聞紙を利用するのがおすすめです。新聞紙は洗面台の鏡に限らず、部屋の窓や車の窓ガラスの掃除などにも活用されています。新聞紙のインクの油分が鏡に膜を張り、ほこりが付着しにくくなるのもメリットです。
皮脂や化粧品で汚れた場合の掃除方法
手垢による皮脂や化粧品の油分で洗面台の鏡が汚れてしまったら、アルカリ性洗剤で掃除しましょう。皮脂や化粧品の油分は酸性であり、アルカリ性の洗剤が汚れ落としに効果を発揮します。また、重曹を使うのもおすすめです。
まず、水100mlに対して小さじ1の重曹を溶かします。スプレーボトルに入れて鏡に吹きかけたら、ティッシュや布でしっかり拭き取りましょう。ただし、重曹には研磨効果があるので、拭き取る際に強く擦ってはいけません。頑固な油分の汚れならスプレーしてしばらく放置しておくと、重曹が浸透して落ちやすくなるので試してみてください。
水垢で汚れた場合の掃除方法
洗面台の鏡の汚れで、もっともやっかいな水垢を落とすのに活躍するのがクエン酸です。まずは、水200mlに対してクエン酸小さじ1を混ぜてクエン酸水を作りましょう。スプレーボトルに入れて鏡に吹きかけたら、そのまま30分~1時間放置するのがポイント。ラップを貼り付けるなどして、水垢にクエン酸をしっかりと浸透させましょう。
柔らかい布で水拭きしたら、乾いた布で乾拭きします。ただし、重曹には研磨効果があるので擦りすぎは厳禁です。重曹がなければ酸性の洗剤やクエン酸、酢、レモン水なども代用できるほか、安価で購入できるクエン酸スプレーも市販されています。また、クレンザーも強く擦りすぎなければ水垢落としに役立つので、試してみてください。
洗面台の鏡をきれいな状態に長持ちさせるコツ
洗面台の鏡に水垢や頑固な汚れが付着してしまうと掃除が大変です。日々のお手入れの手間や掃除時間を短縮するためにも、普段からきれいな状態を保ちましょう。以下4つのコツを詳しく解説します。
・水滴をこまめに拭き取る
・ほこりの付着や汚れを防止する
・洗面所の空気を乾燥させる
・曇り止めグッズを使う
水滴をこまめに拭き取る
洗面台の鏡に水滴が付着したら、こまめに拭き取る習慣をつけておきましょう。水滴を残したままにしなければ、乾いて水垢になるのを防げます。拭き取る用の布やティッシュなどを常備しておくほか、ワイパーやスクイーズを用意しておくと便利です。常に水滴を拭き取るようにすれば、飛び散った歯磨き粉や石鹸カス、手垢などの汚れも放置せずに済みます。
ほこりの付着や汚れを防止する
洗面台の鏡は静電気の働きによって、空気中に舞った衣服やタオルの繊維などのほこりが付着する場合があります。ほこりから鏡を守るには、洗濯で使用する柔軟剤が有効です。柔軟剤には静電気を防ぐ効果があり、手軽にほこり対策ができます。
まず、バケツ1杯程度に水を入れたら、柔軟剤を数滴垂らしてください。雑巾やタオルに染みこませて固く絞って鏡を拭きましょう。鏡を使用しないときは、繊維が出にくい布などで覆っておくのも汚れ防止におすすめです。
また、洗面台でメイクする際には、なるべく鏡に触れないようにしましょう。手に付いたファンデーションなどの化粧品が鏡に付着してしまうと油分汚れになります。整髪剤などのスプレーを使うと鏡にまで飛び散ってしまいがちなので、洗面台でメイクや身だしなみを整えたあとはアルコールを含んだウエットティッシュで軽く鏡の表面を拭くことを習慣にしましょう。
洗面所の空気を乾燥させる
洗面所は湿気がこもりやすく、細かい水滴が鏡に付着します。そのまま放置しておくと、水垢になるので注意しましょう。湿気がこもらないようにするには、換気扇を回すよりも浴室乾燥機で空気を乾燥させるのがおすすめです。
換気は空気の入れ替えには効果があるものの、湿度を下げられない場合があります。一方、浴室乾燥機は強制的に水分を蒸発させて、洗面所をカラッとした空気にする効果を発揮します。結果的にカビやぬめりの発生も防げて、洗面所を清潔に保てるのもメリットです。
曇り止めグッズを使う
曇り止めグッズを活用して、洗面台の鏡を保護するのも方法の1つです。曇り止めグッズには、スプレータイプやシートタイプがあります。しっかりと掃除した鏡に曇り止めでコーティングすれば汚れが付きにくくなり、きれいな状態を長く保てるでしょう。洗面所の掃除にかける手間や時間も減らせるので試してみてください。
洗面台の鏡を掃除する際の注意点
洗面台の鏡を掃除する際には、注意しておくべき点があります。取り返しの付かないトラブルや事故を防ぐためにも、ポイントを押さえておきましょう。
鏡の表面に傷を付けない
洗面台の鏡を掃除する際には、表面に傷を付けないように気をつけましょう。頑固な汚れだからといって、力を入れてゴシゴシするのは厳禁です。とくに、研磨剤入りのクレンザーや研磨効果のあるスポンジを使用する際は注意してください。上記で説明したように、洗剤をスプレーしたら一定時間置いて汚れを浮かせるといった、洗剤の効果を最大限に利用して掃除しましょう。
重曹やクエン酸に触れない
重曹やクエン酸に手で直接触れてしまうと、肌荒れを起こす場合があります。とくに肌の弱い人は、酸性の洗剤などに直接手で触れないように注意しましょう。ゴム手袋を着用して作業すれば安心です。
酸性系の洗剤と塩素系の洗剤を混ぜない
酸性系の洗剤と塩素系の洗剤・漂白剤を混ぜてしまうと、有毒ガスが発生してしまいます。誤ってガスを吸い込んだり、触れたりすると目・鼻・喉に強い刺激を感じる場合も。万一大量に吸い込んでしまうと、ガス中毒になる危険もあるので注意しましょう。
酸性系と塩素系の洗剤を混ぜなくても、前後に続けて連続で使用するのも避けたほうが良いとされています。塩素系の洗剤を洗濯で使ったら、少し時間を置いたり換気したりした後におこないましょう。なお、洗面台の鏡の掃除では酸性の洗剤や重曹の効果を利用するものであり、塩素系の洗剤や漂白剤は使用しません。
洗面台の鏡の汚れがどうしても落ちない場合の対処法
洗面台の鏡を掃除したものの、どうしても汚れが落ちない場合の対処法を解説します。
ホームクリーニング業者に掃除を依頼する
自分で掃除しても効果を得られない、もしくは作業する時間が取れない場合は、ホームクリーニング業者に洗面所の掃除を依頼するのも良いでしょう。プロならではのテクニックと業務用の洗剤で、どうしても落ちなかった頑固な汚れも除去してくれるかもしれません。
作業前に実施内容と料金の確認を必ずおこなってください。
鏡を交換する
実は、鏡にも寿命があり、長年使用していくと表面に細かな傷が付き、汚れや水垢が入りこんでしまいます。そうなると、掃除をしてもなかなか汚れが落とせません。
最近では、洗面所やお風呂といった水回りに向いている防湿機能のものや、汚れが付きにくい高機能の鏡もありますので、掃除してもあまり綺麗にならないと感じたら交換も視野に入れましょう。リフォーム会社に相談すると詳しい情報を得ることができるはずです。
洗面台備え付けの鏡の交換もメーカーによっては可能です。洗面台の型番を控えて、メーカーに問い合わせてみましょう。
まとめ
洗面台の鏡は、日々のメイクや身だしなみを整えるのに欠かせません。今回解説した掃除方法を参考に常に清潔な状態を保つように心がけましょう。
心地の良い洗面所づくりを目指すのであれば、リフォームも方法の1つです。
窓設置や換気扇工事、浴室乾燥機の設置など大きなリフォームから、洗面台の交換、鏡のみの交換など「洗面台の鏡問題」にフォーカスしたリフォームまで、さまざまな提案を受けて自身や家族にとって一番良い選択をしてください。
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