リフォームを学ぶ | バルコニー・ベランダ
バルコニー・ベランダ
更新日:2024年10月01日
生活の幅が広がるベランダのリフォーム
住み心地は家の中だけではなく、半アウトドアスペースであるベランダの使い勝手により大きく変わってくるものです。また、マンションのベランダは戸建とは違ってマンションの共有部分になるので、管理規約を確認することが必要になってきます。
デザイン面はもちろん防犯性も考える
ベランダは、バルコニー、テラスなどと同様の意味に用いられますが、厳密には若干の違いがあります。まず、ベランダは建物から張り出した場所で屋根があるもの、バルコニーは、建物からはみ出した2階以上にある手すりつきの場所。下の階の屋根を利用したものは、ルーフバルコニーと呼びます。テラスは、建物の1階から床と同じ高さで庭や街路に向けて張り出した屋根のない部分となります。
ベランダは定期的なメンテナンスが必要です。防水処理や金属のさびなどに対処しましょう。ベランダの床の防水加工は施工方法によって違っています。FRP防水は、ガラス繊維とポリエステル樹脂をしみ込ませて強力な防水膜を作る方法。軽量なのが特徴です。ウレタン樹脂を塗り付けるウレタン防水は、材料が化学反応することで硬くなり、ゴム状で弾性がある防水層になります。伸縮性に富んだシートを使用したシート防水は施工性に優れていますが、つなぎ目に重なり部分が生じます。いずれも10~15年が防水加工のリフォーム時期。
また、スチール製のベランダは手すりなどにさびが出てきた場合、さびどめ系のペンキの塗り替えなどが必要になってきます。アルミ製のベランダはさびに強く、経年変化が少ないのでメンテナンス費用を抑えることができます。
思い切って新しいベランダにリフォームすると、気分も一新。ベランダで過ごす時間も楽しくなります。
建具メーカーの製品を見ると、木目を生かしたあたたかみのあるものや半透明のフラットパネルで囲んだ都会的なセンスのもの、風通しを考えた格子タイプなどがさまざまな素材、デザインが揃っています。
床材も下階に光を通すスリットタイプや半透明の床材もあります。建物の外観のポイントとなるものですから、リフォームの際には、素材やデザインに気を配りましょう。
また、防犯性にも注意を。空き巣犯罪は窓ガラスを破って侵入するケースが最も多く、ベランダから侵入して窓ガラス破りを行うことも多いので、泥棒がベランダで隠れにくい構造や侵入しにくい素材を選ぶことが大切。見通しが悪いフェンスにすると防犯面で問題が生じます。
夏の強い紫外線は窓を通して室内に侵入します。紫外線はお肌に影響を与えるばかりか、家具が日焼けムラを起こしてしまう原因にもなります。
そんなときに便利なのが、オーニング(日よけ)。ベランダをリフォームする際に同時に行うのがオススメ。また、ベランダの屋根や壁をガラス張りにしたサンルームにすることもできます。雨を気にすることなく洗濯物が干せ、花粉などが室内に入ってくるのを防げるほか、植物を育てるのにも適したスペースにすることができます。
建具メーカーの製品を見ると、木目を生かしたあたたかみのあるものや半透明のフラットパネルで囲んだ都会的なセンスのもの、風通しを考えた格子タイプなどがさまざまな素材、デザインが揃っています。
床材も下階に光を通すスリットタイプや半透明の床材もあります。建物の外観のポイントとなるものですから、リフォームの際には、素材やデザインに気を配りましょう。
また、防犯性にも注意を。空き巣犯罪は窓ガラスを破って侵入するケースが最も多く、ベランダから侵入して窓ガラス破りを行うことも多いので、泥棒がベランダで隠れにくい構造や侵入しにくい素材を選ぶことが大切。見通しが悪いフェンスにすると防犯面で問題が生じます。
夏の強い紫外線は窓を通して室内に侵入します。紫外線はお肌に影響を与えるばかりか、家具が日焼けムラを起こしてしまう原因にもなります。
そんなときに便利なのが、オーニング(日よけ)。ベランダをリフォームする際に同時に行うのがオススメ。また、ベランダの屋根や壁をガラス張りにしたサンルームにすることもできます。雨を気にすることなく洗濯物が干せ、花粉などが室内に入ってくるのを防げるほか、植物を育てるのにも適したスペースにすることができます。
ベランダの増築は広さや防火規制も注意
ベランダを広くすると、洗濯物がたくさん干せるばかりでなく、友だちを集めてホームパーティを開いたり、趣味のガーデニングをより幅広く楽しめたりするなど、生活の楽しみ方が広がってきます。狭いベランダをリフォームして広いベランダに増築したいと思う方も多いでしょう。しかし、増築にはいろいろな条件が必要になってくるので、注意が必要です。まず、ベランダの増築部分が10㎡以上あり、建物の場所が防火地域か準防火地域である場合は、増築するにあたって行政機関への確認申請が必要になります。
また、建ぺい率や容積率ぎりぎりに建てられた建物では、ベランダを増築することによって、それらをオーバーしてしまうことも。建ぺい率とは、建物の投影面積÷敷地面積。容積率とは、延床面積(建物の床面積を合計したもの)÷敷地面積のこと。建築する土地によって、その割合が細かく決められています。ベランダは、建物の位置から1mまでは建ぺい率や容積率には含まれませんが、それを超える部分から含まれるようになります。屋根がないバルコニーは、建物から2mまで含まれません。
また、まれなケースですが、あまり広いベランダやバルコニーを作ると、隣地への日照権が問題になることがあります。
共用部分のマンションのベランダには制限が
マンションにお住まいの方のなかには、ベランダを趣味の場所にしたいと思っている方も多いでしょう。新築マンションでは、幅2~3mほどの広いベランダがある物件も増えてきており、さまざまに利用されています。大好きな花や観葉植物を飾ったり、コンテナを使った家庭菜園で野菜づくりを楽しんだり、ガーデニングを趣味にする人が最も多いのですが、テーブルセットを置いてブランチやティータイムを楽しむ人もいます。
人気があるのが、ベランダの床のリフォーム。
コンクリートがむき出しのままの床では味気ないからです。ホームセンターではウッドパネルが売られており、これを並べていくだけで床のリフォームができ、高級感を演出することができます。同じようにタイルを敷き詰めるのもおすすめ。配色に工夫をすれば、さまざまなイメージに演出することができます。
ただし、マンションのベランダはエントランスや廊下などと同様に、共有部分になっています。基本的には、その部屋に住んでいる人の専用使用権が認められていますので、普通に使うことができます。
しかし、ベランダは非常時には隣の家との境の仕切り板を打ち破って非難できるようにしておかなければなりません。ですから、自分の好き勝手にリフォームすることはタブー。リフォームをしてもいいこと、いけないことは、マンションの管理規約に書かれていますので確認することが重要です。
また、マンションの大規模修繕の際には、ベランダに置いてある植物やテーブルをはじめ、床面に敷いたパネルやタイルなども工事の妨げにならないよう、一時的に撤去しなければならないこともあります。
ベランダのリフォームを行う際には、このような点も考慮に入れて検討するといいでしょう。
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