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断熱・省エネ

更新日:2024年07月16日

緑いっぱい!植物を取り入れた外構で暑さ対策&省エネな暮らしを実現!

掲載日:2024年6月21日

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暑い夏がやってきます。
気象庁では、2024年6~8月にかけて全国的に気温が平均より高くなる見込みを発表しました。また、政府による「電気・ガス価格激変緩和」と呼ばれる価格抑制の補助金は、2024年5月で終了と、家計の負担が増大します。
今年の夏は、「暑さ対策」と「省エネ対策」の両立が必須となりますね。
この記事では、暑い夏を健康で快適に過ごすために、自宅の外構やお庭でできる暑さ対策を紹介します。

どんどん暑くなる日本の平均気温

2023年、日本の平均気温は、基準値から+1.29度と、統計開始以降最も高い値になりました。世界的に見ても気温上昇は続いており、WMO(世界気象機関)によると、今後さらに地球の平均気温は1.5度以上高くなる可能性があると指摘されています。
特に近年の夏の暑さは、私たちの生活に大きな影響を与えています。
日本の都市部ではヒートアイランド現象が深刻で、昼夜を問わず気温が高くなりがちです。このような環境では、熱中症のリスクが高まります。特に体力のない高齢者や子供たちは、体温調節が難しく、暑さ対策は命に関わる問題です。
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出典:気象庁 日本の平均気温 https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/temp/an_jpn.html

暑さ対策の基本―熱中症にならないために!

熱中症とは、高温多湿な環境によって体温が異常に上昇し、体の調整機能が働かなくなることで起こる症状のことです。運動中や屋外だけではなく、室内でじっと過ごしている時でも発症し、重症になると命に関わることもあります。2024年6月はすでに900名以上の方が熱中症で救急搬送されています(2024年6月9日時点)。
(出典:熱中症情報|総務省消防庁 https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/post3.html

熱中症の症状

熱中症の症状は以下のように段階的に現れます

1. 軽度:
   - こむら返り
   - めまい
   - 立ちくらみ

2. 中等度:
   - 頭痛
   - 吐き気や嘔吐
   - 強い倦怠感

3. 重度:
   - 意識障害(意識を失う、会話がおかしい)
   - けいれん
   - 運動障害(歩けなくなる)

熱中症が疑われる人を見かけたら、涼しい場所へ移動し、水分と塩分の補給をしましょう。衣服をゆるめ、首の周りやわきの下などを冷やし、体を冷やすことが大切です。

もし、自力で水分を飲めなかったり、意識が無い場合は救急車を呼びましょう!

熱中症を予防する方法

熱中症を予防するためには、以下のポイントに注意しましょう:

1. こまめな水分補給:
屋外でも家で過ごしている時も、喉が渇く前に水やスポーツドリンクを飲むことが大切です。水だけではなく、塩分も忘れず補給しましょう。

2. 熱のこもらない適切な服装や、からだを冷やす工夫
通気性が良く、吸湿性や速乾性のある服を着用しましょう。外出の際は、日傘や帽子の着用も効果的です。
また保冷剤や冷たいタオルなどで体を冷やすようにしましょう。

3. 涼しい環境を保つ
エアコンや扇風機を使って室内を涼しく保ちます。カーテンを遮光カーテンに替えたり、すだれなどで日光を遮ったりすることも効果的です。

4. 休憩をとる、日中の外出を避ける
長時間の運動や作業を避け、適度に休憩を取りましょう。特に暑い時間帯(正午から午後3時)は無理をしないようにします。どうしても外出しなければならない時は、日陰を歩いたり、涼しい場所でこまめに休憩したりすることが重要です。

参考:熱中症予防のための情報・資料サイト|厚生労働省  https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/nettyuu_taisaku/index.html

室内の暑さ対策で有効な方法とは?

室内での暑さ対策には、エアコンや扇風機を使うことが必要ですが、その他にもできる暑さ対策があります。

断熱性能の向上

外壁や屋根に遮熱塗装を施したり断熱リフォームをするなどして、そもそも外からの熱を建物内に伝えにくくすることが出来ます。外気の影響を受けにくくなるため、エアコンなどの冷房効率があがり、省エネにもつながります。

また、最近は国や自治体からの補助金が充実していることもあり、窓の断熱リフォームが注目されています。二重窓やペアガラスに交換する事で、比較的簡単に住まいの断熱性を高めることができます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

外構に植物の力を取り入れる

外構や庭に植栽を施すことで、夏場の直射日光を遮り、室内の温度上昇を防ぐことができます。注意したい点として、土間やテラスなどに敷かれているコンクリートは熱をよく伝え、蓄える素材なので、土や芝生などに比べ、日中に太陽から吸収した熱を長時間保持してしまいます。家の前の道路や駐車場で、日が沈んでもしばらくの間、暑く感じるのは、このようなコンクリートの性質が原因です。
外構や駐車場のリフォームを検討する際に、例えば、壁面に緑のカーテンを施したり樹木を植えたりすることで、日陰をつくり、土間やテラスからの放熱を遮断することに役立ち、室内の快適性を向上させます。

緑を取り入れた外構のメリット

緑を取り入れた外構のメリットは、暑さ対策だけではありません。

ストレスの軽減やいやしの効果

日ごろから目にする住宅の壁面や外構に植物を取り入れることで、審美的効果による安らぎを得たりストレスを軽減したりする効果が期待できます。また、植物の管理を通じて自然と触れ合うことで心身のリフレッシュにもなるかもしれません。

環境保護

住宅に植物を取り入れることは、地域全体の環境保護にも大きな役割を果たします。植物は二酸化炭素を吸収し、酸素を放出するため、都市の空気質改善に寄与します。また、植物が多い環境は生物多様性を保つ助けにもなります。特に都市部では、緑化によって自然環境が復元され、さまざまな生物が生息できるようになります。

参考:公益財団法人 都市緑化機構「特殊緑化の効果効用」 https://urbangreen.or.jp/tech/green-plathome/tokusyuryokka-koukakouyou#no_seirishinri

緑を取り入れた住まいのリフォーム事例3選

ここからは外構に緑を取り入れたリフォーム事例を「リフォーム評価ナビ」からご紹介します。ぜひ参考にしてください。
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参考事例1

ハートランドホーム/株式会社ハガ木材 のリフォーム事例

「趣味スペースの中庭つくり」
"お子様と水遊びが出来る中庭が欲しいとのご要望で、テントサイトは天然芝張り、水遊びスペースは弊社オリジナルの人工木材デッキをご提案。"
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参考事例2


「塗装と外構でイメージチェンジ」
"車場にはコンクリートを敷き、庭には人工芝・砂利を敷き雑草が生えにくいようにいたしました。"
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参考事例3


「家族の会話と趣味が増えた家」
"お庭づくりやDIYが趣味というライフスタイルに繋がる隣地の使い方のご提案に共感していただきました。"

外構の暑さ対策まとめ

外構に緑を取り入れることで、エアコンの温度を大きく下げなくても、室内の温熱環境を快適にし、経済的にも家計の負担を軽くしてくれます。窓越しに緑を眺めるだけで、ストレスが軽減され、癒しの効果も得られます。皆さんも夏の暑さに備えて、エコで快適な暮らしを実現するために、ぜひ緑の力を上手に活用した外構を取り入れてみてください。
◆執筆者
一般財団法人住まいづくりナビセンター リフォーム評価ナビ 事務局K

リフォーム評価ナビの事務局にて、リフォームの良さを広めるための広報や広告宣伝に10年近くたずさわる。
趣味は、食べ歩きとキャンプ(5年くらいできていない)。

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