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更新日:2022年09月14日
洗面所の床材の選び方を徹底解説!最適な交換タイミングはいつ?
2022年9月14日掲載
洗面所の床材を選ぶ際、まずは見た目重視で探してしまいがちですが、機能性にもこだわりましょう。滑りやすくないか、素足で冷たすぎないかなどにも配慮して選ぶことで、洗面所をより快適に使えるようになります。また、洗面所をはじめ水回りの床材は、他の部屋に比べて消耗が速いことを意識し、床に違和感を覚えたら早めに交換を検討することをおすすめします。
この記事では、洗面所の床材の種類とそれぞれのメリット・デメリット、そして、選び方や交換のタイミングまで詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
洗面所に使用することが多い床材の種類
洗面所の床を考えるにあたり、まずは、床材の種類を紹介します。それぞれの特徴を理解したうえで、床材を選びましょう。洗面所に使用することが多い床材は次のとおりです。
フロアタイル
メリット
フロアタイルは、厚さ2.5mm程度の床材です。塩化ビニルを使用しており、耐水性に優れています。また、同じ素材のクッションフロアと比べて硬いため、洗濯機や乾燥機など重い物を設置しても跡がほとんど残りません。
木目柄や石目柄など、さまざまなデザインがあるので選択肢の幅が広いです。
デメリット
何枚ものフロアタイルを1枚ずつ床に貼る必要があることから、他の床材と比べて作業時間を要し、工賃が高くなる傾向があります。
クッションフロア
メリット
クッションフロアは、塩化ビニル製の耐水性に優れたクッション性のある床材です。水が染みこみにくいため、うっかり水をこぼしても雑巾で拭くだけで掃除できます。クッション性に優れているため、転倒のリスクが高い小さな子供や高齢者がいる家庭に人気です。
デメリット
押すと凹むほどに柔らかいため、洗濯機や乾燥機など重い物を置くと跡が残ることがあります。
フローリング
メリット
フローリングは、床に貼る木の板のことで、天然木を用いた無垢フローリングと化粧シートを使用した複合フローリングがあります。ナチュラルな質感を感じる人気の床材です。
無垢フローリングは湿気が多い洗面所には不向きなため、複合フローリングを使用しましょう。
デメリット
耐水性は塩化ビニル製のクッションフロアやフロアタイルに劣ります。フローリングのすき間に水が入り込むことで劣化に繋がるため、シリコンですき間を埋めたりこまめに掃除したりといった対策が必要です。
コルク
メリット
コルクは樫(かし)の樹脂で作られた床材です。冷たさを感じづらいため、冬の洗面所でも足下が冷えにくくなります。また、弾力性があり滑りにくいため、転倒のリスクが低いこともメリットです。
デメリット
無垢フローリングよりも耐水性が高いものの、水滴を放置すると腐食する可能性があります。こまめな掃除が腐食対策になります。
洗面所の床材に応じた対策が必要
どのような床材にもメリットとデメリットがありますが、デメリットについては対策を施すことで、長く快適に使うことができます。例えば、柔らかくて沈み込みやすいクッションフロアは、洗濯機や乾燥機を置くところに板を設置して、凹むのを防ぐ方法があります。また、フローリングは他の床材と比べてつるつるしているため、滑り止めマットを使うとよいでしょう。
デメリットに比重を置いて検討するのではなく、デメリットを解消できるかどうかに注目しましょう。そうすることで床材の選択肢が広がりますので、インテリアや空間づくりを考えながら選ぶことができ、満足感の高い床材リフォームになるはずです。
洗面所の床材を選ぶときのポイント
床材を選ぶときは、設置箇所の性質を考慮する必要があります。洗面所は湿気が多くて水のとびはねがあり、冬は冷たく、寒い場所です。デザインはもちろん機能面も踏まえて最適な床材を選ぶと良いでしょう。洗面所の床材を選ぶときのポイントについて、さまざまな角度から解説します。
インテリアに合わせる
床材は、壁や天井、家具などインテリアに合わせることといいでしょう。例えば、ナチュラルなデザインの洗面所にヴィンテージ感のある床材は合わせにくいです。また、オレンジやイエロー、ブルーなどアクセントカラーの壁紙の場合は、同じようなアクセントカラーの床材は避けた方がいいかもしれません。
気になる床材が見つかったら、インテリアに合うかどうかを考えましょう。複数のカラーバリエーションがある型番でしたら、インテリアにぴったり合う色の床材が見つかるはずです。
安全性で選ぶ
洗面所は脱衣所としても使用することが多く、浴室からの湿気によって床がわずかに濡れている状態が続きます。ふとしたときに、滑って転倒し、大きな怪我に繋がる事故の可能性も想定しましょう。小さな子供や高齢者がいるご家庭では滑りにくい床材を選ぶと安心です。フローリングは表面がつるつるしており滑りやすいため、クッションフロアやフロアタイルなどを選びましょう。
お手入れのしやすさで選ぶ
洗面所は水滴を頻繁に拭き取ったり、カビを防ぐためにこまめに掃除したりするため、お手入れしやすいものを選ぶのも1つの方法です。石けんカスや手垢は、床に落ちると滑りやすくなるため、毎日掃除するのが理想です。クッションフロアやタイルフロアでしたら、水に濡らして固く絞った雑巾で拭くだけの簡単掃除を心がけることで、きれいな状態を維持できるでしょう。
耐久性、耐水性で選ぶ
毎日、水を使う洗面所は他の部屋に比べて床の傷みが速いです。耐水性が低い床材を使用している場合は、直接的な水はねだけじゃなく、湿気(湿度)の影響も大きく受けてしまいます。できるだけ長く使用することを考えるなら、耐久性と耐水性に優れた床材を選びましょう。タイルフロアは傷がつきにくいことに加えて耐水性にも優れていますのでおすすめです。
洗面所の床材の交換サイン
洗面所の床材に次のようなサインが見られたら、床材交換検討のタイミングです。
大きい傷がある
床材に大きな損傷があるときはすぐに交換した方がよいでしょう。単なる傷でも、あまりにも広範囲にわたって傷が入っていたり割れていたりしていたら危険な状態です。割れ目に足が引っかかって怪我をしてしまったら大変ですので、すぐに修復を施しましょう。
床が浮いている
床材が湿気で湿るのと自然乾燥を繰り返すことで、接着剤の効果が低下します。その結果、床材を固定できなくなり浮いてきてしまうのです。床を踏んで違和感がある場合は交換を検討することをおすすめします。
広範囲にカビが広がっている
カビは健康被害をもたらします。アルコールやカビ取り材などを使えば落ちる場合もありますが、床材を傷めてしまいます。広範囲のカビを薬剤で除去することを考えるなら、カビの発生しにくい床材に交換し、換気に気を配っていくほうがいいでしょう。
床の色が変わったりすり減ったりしている
床が汚れて変色していたり、すり減ったりしている場合は床材自体の寿命かもしれません。
長い間使った床に感謝をして、床交換を検討しましょう。
洗面所の床の交換方法
洗面所の床材の交換はリフォーム会社に依頼することが一般的ですが、DIYで交換する方もいるようです。床を清掃してから取り除き、新しい床を接着剤で貼ります。大まかな説明だけですと簡単に感じてしまいますが、洗面所の形状や面積に合わせて適切なサイズにカットしたり、接着剤をすき間なく塗ったりしなければならず技術を要します。古い床材の処理も考えなくてはなりません。
例えば、DIYで床交換を行い、接着剤をすき間なく塗布できていなかったせいで床材が短期間でしばらく使用してから浮いてきてしまったというトラブルはよく聞かれます。その場合、全ての床材を剥がして貼り直すことになり、再び、時間と費用がかかってしまう可能性があります。
水回りの床材交換のために必要な知識や技術はすぐに身につくものではないため、リフォームのプロに依頼するのが安心です。
まとめ
洗面所の床材には、フロアタイルやクッションフロア、コルク、フローリングなどがあります。それぞれの床材にはメリットとデメリットがあるので、確認し自身の希望の条件を満たしたものを選びましょう。毎日使う水回りだからこそ、快適に過ごせる空間を作りましょう。どんな床材を選ぶべきか迷ったときは、知識と技術、経験を持ったリフォーム会社に相談しながら検討することをおすすめします。
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