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更新日:2024年10月24日

贅沢にしてもいいんじゃない?素敵なランドリールームで、洗濯バトルから脱却!

掲載日:2024年9月12日

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仕事で忙しい毎日に、洗濯物の山に囲まれてため息をついていませんか?私です。
「洗って、干して、取り込んで、畳んで、しまう」
このずっと続く洗濯バトル…

平日に早く起きて洗濯物を干す、帰ったら取り込んで収納…なんてできない、したくないので、休日にまとめて洗濯をする、
でもせっかくの休日を洗濯に時間を取られたくない…と日々私のように悶々としている方も多いのではないでしょうか。

それを解決してくれるのが、“ランドリールーム”です。
共働き世帯が増加し、家事にかける時間が減る中、今人気の間取りの一つとなっています。
洗濯にかかる時間を大幅に短縮でき、家族との貴重な時間をもっと増やすことができます。

そんなランドリールームについてのメリットや、失敗しないためのポイントなど解説します。
実際のリフォーム事例も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ランドリールーム 4つのメリット

まずランドリールームを設置するメリットについて解説します。

• 洗濯から収納までの一連の作業を効率化: 洗濯機、乾燥、収納スペースを一つの空間にまとめることで、洗濯から収納までの動線をスムーズにし、無駄な移動時間がなくなり作業効率を大幅にアップさせることができます。

• 部屋干しによる時短と清潔さの維持: 天候に左右されることなく、いつでも洗濯物を干すことができるため、急な雨でも慌てる必要がありません。花粉や黄砂から洗濯物を守り、清潔な状態を保つこともできます。
また部屋干しできることにより、忙しい朝ではなく夜に洗濯→干すことができます。

• リビングや寝室の見栄えがよくなる: 部屋で干したり、取り込んだ洗濯物がそのままになっていたりと、生活感が丸出し…なんてことを避けることができます。室内干しや洗濯物の山ってこれが結構ストレスで、せっかく綺麗におしゃれにしていたリビングが台無しになってしまうんですよね。干す場所が別にある!これだけでかなりのメリットです。また急な来客にも困りません。

• 人目を気にしなくてよい:人の目を気にせず、洗濯物を干すことができます。

理想のランドリールームの作り方

ランドリールームを快適に利用するためには、適切な間取りとレイアウトが重要です。
ランドリールームをつくる上での、ポイントやコツを解説します。

ランドリールームの最適なサイズとは?

家族の人数にもよりますが、2~3畳ほどが理想的と言われています。
「え?そんなスペース、うちにはないよ」という方は、洗面所や脱衣所と兼用にすることも考えてみるとよいでしょう。

効率的な間取りとレイアウトのコツ

洗濯動線をしっかり考慮することが大切です。洗濯物を洗濯機に入れ、乾かし、たたんで収納するまでの流れのことです。この動線がスムーズであれば、家事の効率が格段にアップします。
一般的に、以下のような場所に設置されることが多いです。

浴室、洗面脱衣所の近く: 着替えやお風呂上りのタオルなどをスムーズに洗濯できます。
キッチンやダイニングの近く: 家事動線が短縮され、効率的に家事ができます。洗濯の合間に、料理をする方はキッチンとの動線がスムーズだといいでしょう。
ベランダや庭の近く: 外干しをすることも考えている場合は便利です。
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ランドリールームで失敗しないためのポイント

ランドリールームをつくったけど、ここが不便だった、結局使わなかったという声も…
そうならないためにも、まずは下記4つのポイントに気を付けると良いでしょう。

広さ

洗濯機、乾燥機、収納スペースなど必要なものを置くのに十分な広さが必要です。
また、乾燥機を使用しない場合、洗濯ものを干すスペースが足りない…なんて後悔も避けたいものです。

通気性・湿気対策

部屋干しすることを考えると、通気性の良さは大事です。小さくてもいいので窓を設置したり、難しければエアコンやサーキュレーター、除湿機などを使うと安心です。また換気のために扉を開けっぱなしにすることがあるので、扉はスペースを取らない引戸がおすすめです。

コンセント

洗濯機や乾燥機、照明器具、アイロンなど、必要なコンセントの数や場所を事前に確認しておきましょう。

ポールの位置

動線を確認しましょう。洗濯機から出して、そのまま干せるか。洗面台やお風呂が一緒のスペースの場合は、それらを使用する際に邪魔にならないか考えておくことも大切です。

ランドリールームのおすすめアイテム

ランドリールームをより快適にするためのアイテムを2つご紹介します。ご自身やご家族の生活や、スペースを考えて検討してみてください。
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ランドリールームにスロップシンク

 「スロップシンク」をご存知ですか?スロップシンクとは大型の深い流しで、洗濯物の予洗いや、汚れた靴を洗う、つけ置き洗いなどに、とても最適です。ランドリールームのスペースに余裕があれば、スロップシンクの設置も検討してみてはいかがでしょうか。
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ランドリールームに作業台

 ランドリールームに作業台があると、取り込んだ洗濯物をその場で畳んだり、アイロンをかけたりと、家事の効率が格段にアップし、時短につながります。
作業台を設置する際は、高さが重要です。立ち作業が中心であれば、少し高めの作業台が腰への負担を軽減します。また、作業台の奥行きも、作業内容によって選びましょう。せっかく作ったのに使い勝手が悪くて、使わず結局作業台はいらなかったということにならないよう、よく検討しましょう。

ランドリールーム導入のリフォーム事例

ランドリールームのリフォーム事例を「リフォーム評価ナビ」からご紹介しますので、見ていきましょう。
※以下の参考事例は「リフォーム評価ナビ」登録事業者の施工事例です。
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参考事例1

“洗濯機の上は折りたたみ式のカウンターにしてあるので、洗濯物を入れる時は開けて、洗濯が終わった後は折りたたみ、そのカウンターの上で洗濯物も、たためるのでこの部屋ですべて完結できます。”
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参考事例2

“ランドリールームには可動棚を設置し、奥には家族共有のワークスペースを設けました。”
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参考事例3

築36年の戸建てをリノベーションした事例です。
“ランドリースペースを新設。洗って、干して、仕舞える家事ラク動線♪”
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参考事例4

“ガス乾燥機をランドリールームに新設し、室内干し用の竿を天井に取付しました。”
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まとめ

ランドリールームは、家事を効率化することができますが、そこで生まれた時間で、本を読みながらゆっくりコーヒーを飲んだり、趣味のハンドメイドを楽しんだり、家族とゆっくり語り合ったり…、家事の負担を軽減するだけではなく、暮らしにゆとりと豊かさをもたらせてくれるでしょう。忙しい毎日でも充実した暮らしを送りたいという方に最適です。
◆執筆者
一般財団法人住まいづくりナビセンター リフォーム評価ナビ 事務局K

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