玄関リフォームは土間やクロークをうまく活用しましょう
クロークを設けたり、土間を広く取れば玄関はもっと有効に使えるスペースに。
大切にしたい地域のコミュニティ
社会の高齢化が急速に進み、また巨大地震の発生が高い確率で予想されるなか、地域のコミュニティの大切さが改めて見直されています。これまでプライバシーの確保が叫ばれ、道路側にはなるべく開口部を設けないようにするなど、街に対して「閉じた」住まいが少なくなかった都市部でも、逆に、街に対して「開き」、塀を設けずに、植栽などで緩やかに道路と敷地を分けるだけの、人を招き入れるような構えの住まいが増えています。玄関も、ただ家族が出入りするだけの空間ではなく、そこで近所の人と話しができる接客スペースとしての役割が求められるようになっています。
玄関を広くとって有効に使おう
実際、訪ねてきた近所の人を家の中に上げようとすると大げさになりますが、玄関先に腰掛けることができるスペースがあれば、気軽なコミュニケーションの場になります。たとえば玄関を少し増築してホールを広くとったり、土間スペースを広げてそこにテラスなどで使うテーブルと椅子を置いたりすることが考えられます。土間続きにクロークスペースを確保すれば、玄関にはみだしがちなゴルフバッグや買い物用のカートなどもすっきりと収納することができ、それだけ玄関先が有効に使えます。
土間伝いに玄関から応接間に
また、玄関土間をそのまま庭側に延長すれば、来客は住まいの中に入らずに庭に面した和室や応接間などに進むことができます。靴を脱ぎ、家にあがるとなれば多少なりとも生活空間を通ったり、覗いたりすることになるため遠慮も生まれますが、これなら気兼ねがありません。近所の人が訪ねやすい住まいになります。
玄関を子どもが集まる「絵本図書館」にした人も
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