【事例あり!】検討する前に知っておきたい!フローリングリフォーム

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【事例あり!】検討する前に知っておきたい!フローリングリフォーム

「マンションのフローリングを防音仕様にしたい」「畳をフローリングにしたい」などフローリングはリフォームの施工箇所として人気の部位です。
この特集では、フローリングのリフォームでどんなことができるのか、
どんな種類があるのか、リフォームでどんな風に変わるのかなどご紹介します。

「フローリングリフォームのきっかけ」BEST3

1位 フローリング材が古くなった、傷んだ
2位 畳やカーペットなどから素材変更
3位 間取り変更に伴うフローリングの張り替え


毎日人が行き来する床は、古くなると傷がついたり、色があせたりしてきます。フローリングは使用頻度や日射などにより、劣化するのは仕方のない事です。また、艶がなくなったり、何となく床がへこんだり、たわんだりすることも。
フローリングリフォームの動機としては、このような修繕、メンテナンスに含まれるリフォームが一般的ですが、最近ではそれ以外にも、畳やカーペットからフローリングに張り替えたり、バリアフリー床暖房防音対策など、機能性を高めるリフォームへの関心も高まっています。

ほどよいタイミングでメンテナンスしておくことで、家はさらに長持ちします。床やフローリングは、一般的に5年おきにチェックをし、必要に応じて部分補修のメンテナンスを。リフォームは15年から30年を目安に検討しましょう。

【リフォームの基礎知識】フローリングリフォームとは

フローリングリフォームには、「重ね張り」「貼り替え」の2種類の方法があります。それぞれ費用が違い、重ね張りよりも貼り替えの方が費用が高くなります。その他、どの床材を選ぶかでも費用が変わってきますので、具体的な費用は実際に見積りをとってみましょう。

また、一部の傷やへこみなどは全面改修ではなく部分的な補修でも可能な場合もありますので、専門のリフォーム業者へ相談してみましょう。

知っておこう!フローリングリフォームの方法は大きく分けて2種類

重ね張り(レイヤー工法)


既存のフローリング材の上から、新しいフローリング材を重ねる方法。既存の床を剥がす必要がないので、その分の工事に関わる費用や工事期間が省かれるため、比較的小規模な工事となります。

ただし、既存の床の上にさらに厚みが加わるので、つまづきの原因になったり、ドアの開閉や家具のレイアウトなどに影響が出る場合があります。

重ね張り専用のフローリング材は通常のものより薄く、段差が気になりにくいものがありますが、中には薄くするために表面が印刷のものなどがあるので材質をチェックしておきましょう。

メリット

■工事期間が短い
■費用が最小限に抑えられる
■工事の騒音も少ない

デメリット

■床材を重ねるので段差ができてしまう
■下地の影響を受けてしまう

重ね張りによるフローリングリフォームに費用目安

費用相場:6帖 80,000円~130,000円程度

張り替え(下地材・土台の改修)


既存の床板を剥がして新しいフローリング材に張り替える方法。既存の床材の傷みがひどい場合や床鳴りがある場合、段差を出したくない場合はこちらの方法となります。

また、既存の床が畳やカーペット、クッションフロアの場合も張り替えでの対応になります。
既存の床を剥がした時に、古い建物では床下の根太(ねだ)が腐っていたり、釘が緩んで下地板が浮いていることがあります。その場合は施工前に修繕が必要となります。

メリット

■腐食など下地の状態が確認できる
■床高さがリフォーム前後で変わらない

デメリット

■工事の手間と費用がかかりやすい

張り替えによるフローリングリフォームの費用目安

費用相場:6帖 140,000円~180,000円程度

フローリングリフォーム工事の工程


※費用や施工期間などは、床材や既存床の状態、施工範囲などによって変わってきますので実際の依頼業者へ確認しましょう。

フローリングリフォームでこんな「困った」を解決!


①畳からフローリングへ
畳はカビやダニが気になるなどの理由から、古くなった畳をフローリングへリフォームされるご家庭も増えています。
また、ライフスタイルの変化に伴い、畳だけでなく襖や壁なども合わせてリフォームして、お部屋自体を和室から洋室にリフォームするという本格的な和・洋室リフォームをするケースも多くなりました。
和室には畳や襖、障子など、古くなると張り替えが必要になるものがあるため、メンテナンスがラクになるというメリットもあります。


②暖かな床暖房で快適空間へ
リフォームの際に、床暖房を採用するご家庭も最近では増えてきました。
床暖房は後からつけようすると、床からのやり直しになってしまうため、フローリングリフォームの際には後から後悔しないように、しっかりと検討しておくと良いでしょう。
床暖房にすることで寒い冬でも春のような心地よい暖かさで、快適に過ごすことができます。床暖房を施工する場合、通常のフローリング材は熱に弱くヒビ割れや反りが起こりやすいのですが、床暖房専用のフローリング材を利用することで解決します。


③古く傷んだフローリングがピカピカに
十数年も経てば、フローリングの床板も老朽化して傷んできます。艶もなくなり、ワックスがけをしても光沢が出なくなることもあるでしょう。
フローリングリフォームで全面張替えを行うと、床自体がきれいになり、肌触りなども良くなるのはもちろんのこと、フローリングがきれいに輝くことで、お部屋全体の雰囲気も明るくなります。
また遮音性の高いものや、ペット対応のもの、ワックス不要なものなど、機能性を高めるフローリング材もあります。

フローリングリフォームのリフォーム事例

フローリングリフォームの施工事例写真を一部ご紹介します。リフォーム事例では、ここにご紹介している事例写真以外にもテーマなどで絞って見ることができます。理想のイメージを固めるには、施工事例をたくさん見ることも重要です。また、事例写真で見積依頼をするリフォーム業者を選ぶのもおすすめです。

知っておきたい!フローリングリフォームの失敗事例

フローリングリフォームの失敗事例の中から一部をご紹介します。失敗しないためにも、失敗事例を参考にしておきましょう。

床材の性質をしっかりと理解していなかった

温かみのある自然素材である無垢フローリングにリフォーム。自然素材なので仕方のないことですが、サンプルで見た時と1枚1枚の色にバラつきがあるので、思っていたものとちょっと違うと感じました。
また、気温や湿度に影響を受けやすく、湿気で板材が伸縮し、フローリングの板同士の間隔の隙間が広く感じることも。
傷もつきやすく、汚れやすいということも、わかっていたつもりでも実際に生活することを考えてしっかり事前に検討が必要だと思いました。

DIY失敗!自分でフローリングリフォームしたが、仕上がりに不満

流行りのDIY。既存の床材に貼り付けるタイプなら自分でできそうだと思い、費用の節約も考えて、床材を購入。
仕上がってみると、貼り付けた分だけ床に段差ができたり、貼り付けた板が薄いので、元々のフローリングの傷やへこみがそのまま出てしまい、気になる仕上がりに。
気に入らないので専門業者にやりなおしてもらうことを検討中です。こんなことなら最初から業者に頼めばよかったと思います。

1社だけに見積りをとってすぐに決めてしまったが、比較が必要だったと後悔

知り合いのツテで1社に見積りを依頼したら、費用も想定内だったので、数社に見積りをとるのが面倒でそのままその業者に決めてしまいました。
後から考えると、その見積りが適正価格だったのかもよくわからず、施工内容もいまいち納得がいっていません。さらには知り合いに値段を言うと「高い」と言われます。高くても満足行く施工だったらまだ良いのですが…。比較対象がないので見積りの段階でしっかり比較して検討すればよかったと後悔しています。

【これで失敗しない!】フローリングリフォームのコツ

まずは見積りを数社に依頼しましょう。業者ごとに差があるため、見積りを多くとることがお得に理想的なリフォームを行うコツです。1社だけだとそれが適正なのか判断するのが難しくなります。相談も念入りに行い、要望を具体的に伝えましょう。

フローリングは施工する場所に適したフローリング材があり、機能性やデザインなど、様々な視点から選ばなければなりません。床は費用をケチって失敗したという声が多い施工箇所です。的確なアドバイスができるリフォーム会社を選びたいものです。

どの会社にリフォームをお願いするか、ついつい費用面だけで判断しがちですが、こちらの要望をどれだけ汲み取って、要望に応えようとしてくれているかなどもあわせて確認するようにして、依頼する業者は慎重に選びましょう。

フローリングリフォーム経験者の口コミを一部ご紹介


”寝室は畳を考えていましたが高齢ということから、フローリングを提案してもらいました。快適に過ごせており、良かったです。”
[福島県 60歳代以上 男性]


”素敵な無垢フローリングを提案してもらい、とても丁寧な仕上がりで満足しています。”
[神奈川県 40歳代 女性]


”床下に断熱材を入れてフローリングの張り替えをしました。何度も打ち合わせしてもらったので、施工中不安はありませんでした。”
[群馬県 50歳代 男性]


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フローリングリフォームのポイントとリフォーム用フローリング材(床材)の種類


ひとことで「フローリングリフォーム」と言っても、様々な床材があり、それぞれに風合いや機能性の特徴があります。それぞれの特徴をしっかりと理解しておかないと、あとで後悔することにもなりかねません。

フローリング材には、大きく分けて無垢フローリング複合(合板)フローリングがあります。

無垢フローリングは天然木から切り出した1枚板をフローリングの形状に加工したものです。床材1枚1枚に違った風合いがあり、無垢材特有の味わいや肌触り、高級感から人気のある素材です。

また、断熱性が高く、感触に暖かみがあることも天然素材ならではの特徴です。ただし、温度や湿度に左右されて、反りや割れ、収縮などが起こる場合があること、素材によっては傷がつきやすいことなどをあらかじめ理解しておく必要があります。また、経年変化によって変色や退色が起こるため、年々深みのある味わいに変化します。そのような、日々の変化を楽しみながら付き合う素材と言えるでしょう。

複合(合板)フローリングは、複数の板を接着剤で張り合わせた合板の表面に薄くスライスした天然木や、木目シートなどを貼りつけて仕上げたもののことです。反りや伸縮が出ないように加工が施されているため扱いやすく、均一の品質で、色柄も豊富です。また、傷がつきにくいタイプや、水に強い物など、機能面でも様々な種類があります。
一般的に集合住宅などでは、複合フローリングが多く使用されており、アパートやマンションなどでは階下に音が響きにくいよう、遮音性マットを貼りつけたタイプが用いられます。無垢素材に比べ、品質が均一で、値段も安価であること、またメンテナンス性にも優れていることから、広く普及しています。

一戸建てとマンション 住居形態でのフローリング工法の違い

一戸建てのフローリング

木造戸建住宅のフローリング工法は、「根太(ねだ)貼り工法(ノリ釘併用工法)」「捨て貼り工法」の2種類があります。

根太貼り工法は、木造戸建住宅の床組である根太に、釘と接着剤を使ってフローリングを固定する方法です。

捨て貼り工法は、根太の上に合板などを下貼りし、その上にフローリングを施工する方法です。床の構造を安定させ、床下からの湿気を防ぐことができます。


マンションのフローリング

鉄筋コンクリート造りのマンションのフローリング工法は、「直貼り工法」「二重床工法」の2種類があります。

直張り工法は下地を作って接着剤で直接貼る方法で、遮音性能を高める特殊緩衝材のついた遮音木質床材を貼ります。一般的にはこちらの方法で施工されます。

二重床工法は、鉄筋コンクリート床スラブの上に金属製の束(つか)を立てて、その上にフローリング床を施工します。音が直接スラブに伝わらないので、遮音性が向上しますが、新たに生まれた床下空間に音が反響して階下に伝わることもあるので注意が必要です。配線や配管機能を床下に持たせるために採用されることがあります。

マンションフローリング リフォームの注意点

マンションでフローリングリフォームを行う場合には、注意が必要です。マンションの管理組合では、フローリングリフォームについて決まりを設けているのが一般的です。最も厳しいものでは、フローリングリフォーム自体を禁じているところもあります。多くのマンションでは、使用するフローリング材の遮音等級(L値)が指定されていて、階下や近隣住人の同意が必要といった規定も定められています。まずは管理規約がどうなっているか確認してみましょう。

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