「えっ!まさか自分が」屋根工事リフォーム詐欺の手口と対策

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「えっ!まさか自分が」屋根工事リフォーム詐欺の手口と対策

掲載日:2024年4月19日

最近、不景気のせいか、悪質なリフォーム事件が増えているような気がします。
リフォームと一口に言っても増改築や外壁塗装、内装など、その種類は多岐にわたりますが、その中でも特にトラブルが増えているのが「屋根工事」です。

国民生活センターの資料によると、相談件数は年々増加しており、10年前と比較して約5倍にもなっています。特に2020年度以降、急増しており、なかでも高齢者が巻き込まれるケースが多く60代以上の割合が7割を占めています。

「自分だけは大丈夫、引っかかるはずがない」と思っていたら、ある日、知らない間に巻き込まれていたなんてことも・・・。

というわけで、今回は悪質なリフォーム詐欺の手口と対策についてご紹介します。

屋根工事の「点検商法」によるリフォーム詐欺が急増中!

現在、相談が増えているケースの大半は、訪問販売による「点検商法」になります。
リフォーム工事の勧誘が目的ということを隠して、点検を持ちかけ、不安を煽って契約を急がせる。
特に一日中、誰とも口をきかずに過ごしている一人暮らし高齢者の場合、人恋しさもあって話し相手が欲しくなる。そんなときに、悪徳事業者が訪れて、年寄りの昔話や繰り言を嫌な顔ひとつ見せず親切に聞いてくれる。

「お婆ちゃん家の屋根すこしズレてるよ!このまま放置してると台風で剥がれたりしたら大変だよ、直してあげようか?」なんて優しく言われたら・・・。

その優しさの見返りは高くつき、高額なリフォーム契約を断れなくなって、つい判子を押してしまったという結果に。そして、誰が見ても10万円もかからないような工事が100万円になっていたという感じです。

リフォーム詐欺が増えている背景には、警察が“オレオレ詐欺”などの特殊詐欺の取り締まりを強化してきたことがあり、リフォーム詐欺が彼らの新たな収益源となっていることが考えられます。 
また、一般には、あまり知られていませんが、小規模なリフォームには「資格」が必要ありません。
そこに目を付けた詐欺グループが、作業着を着て、リフォーム業者のふりをして住宅街を回っているというのです。一般消費者の場合、リフォーム金額の相場を知っている人はいないでしょうから、実際に被害者にあっているのに気づかないことも多く、『表面化しづらい犯罪』となっていることも、悪徳事業者が増え続けている要因ではないかと考えられています。

戸建に住んでいる方は要注意! 巧妙化する悪質な業者の手口とは!?

2024年1月、横浜市のリフォーム会社が点検と称して屋根を壊し、リフォーム代金をだましとったというニュースがありました。2022年4月からの約1年半で約600件の屋根工事を契約し、10億5000万円を荒稼ぎしたという内容でした。
彼らの手口を紹介すると、『こちらの屋根が風でパカパカしていたので寄らせてもらいました。このままにしておくと飛んでしまいますよ!』と不安を煽りながら近づき、『屋根に登って確認させてほしい』と提案して屋根に問題が無くても、意図的に屋根を壊して修理が必要と契約を迫るやり方です。
一軒家の屋根は、居住者も普段目にすることが少なく、業者に勝手に直されてしまうと元の状態が分からなくなるなり、本当に工事が必要だったかどうかの判断がつきにくいことから詐欺の摘発が難しいことがあります。

また、最近よく現れているのが、火災保険を悪用したリフォーム業者です。
現在、戸建を所有する人の9割が火災保険に入っているとされていますが、それを利用した詐欺が多く存在します。たとえば、台風が過ぎ去ったエリアに悪徳事業者が訪問し、軽微な破損があると指摘してきます。そして続けさまに『保険が使えるので大丈夫ですよ!』と安心させて申請書に嘘の記入をし、高額な工事を行うというものです。
確かに、所有者の負担は軽くなりますが、保険料が上がって結果的に損をする場合もありますし、実際には保険が下りず、結局は全額負担となることもあります。このように悪徳リフォーム事業者は、手を変え品を変え、近づいてきて高額なリフォーム契約を迫るのです。

リフォーム詐欺から身を守る対策とは

 ☑ 訪問販売業者を「屋根」に登らせない

「無料点検する」」などと言って訪問してくる業者は、相手にせず“きっぱり”断ること。
訪問業者のすべてが悪質というわけではありませんが、いきなり訪ねてくる業者は明らかに怪しいと思ってください。ですから、訪問販売業者には、絶対“屋根に登らせない”というのが
鉄則です。

 ☑ 複数社から「見積り」をとって慎重に検討すること

ほんとうに壊れている場合でも、すぐに依頼しないこと!複数社から見積りをとって慎重に検討することが大事です。そんな時こそ「リフォーム評価ナビ」を活用して信頼できるリフォーム会社を探して相談してみてください。

 ☑ 家族や友人など周囲の人に相談しやすい関係をつくる

情報に疎い高齢者が狙われやすいため、普段から家族や友人など周囲の人と相談できるような関係を作っておくことが大切です。できれば、家族の方をはじめ、周囲の方も日頃から怪しい業者が来ていないかなど気を配ることで、未然に被害を防げる可能性は高くなります。

正しく施工された屋根工事の事例

ここからは、屋根のリフォーム事例を「リフォーム評価ナビ」からご紹介しますので、見ていきましょう。
※以下の参考事例は全て「リフォーム評価ナビ」登録事業者の施工事例です。

参考事例1


“S様邸の建物の状態はとても良かったのですが、台風の影響で屋根の一部が激しく破損してしまい、今回は屋根のみお見積りのご依頼を頂きました。
数社からお見積りをとられた中で、当社の「エアースカイルーフ」を気に入ってくださりご契約いただきました。“

参考事例2


“「訪問販売している会社は怖いなあ」とご不安だったそうですがリフォーム相談会で「さくらは訪問販売を行っていない」という説明にて安心され、ご依頼くださいました。”

今回、お伝えしたのは、あくまで基本的な手口です。
リフォーム詐欺は、この先さらに進化し、巧妙化するかもしれません。
他人事ではなく、自分ごととして、皆様もお気をつけください。

「怪しい」と思ったら、まずは相談。

・国民生活センター
国民生活センターでは悪質商法に関する有益な情報が掲載されています。
国民生活センターのホームページはこちら

・公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター 「住まいるダイヤル」
全国から電話による相談が可能です。
法的な観点からクーリングオフ制度などを紹介してもらえたりします。

◆執筆者 玉上陽一
ハウスメーカーで営業、商品開発、マーケティング、ブランディングに携わった経験を活かし、消費者視点と事業者視点の2つの視点で快適な住まいのあり方について解説します

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