キッチンの種類と特徴を解説|リフォームで今までと違うタイプにすることは可能?

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キッチンの種類と特徴を解説|リフォームで今までと違うタイプにすることは可能?

掲載日:2023年12月8日

キッチンのリフォームを検討するにあたり、以下のようなお悩みはありませんか?

●たくさんあるキッチンの種類、タイプの中からどれを選べば良いのか
●それぞれのキッチンタイプのメリット・デメリット
●既存のキッチンと違う種類を選んでも良いのか

今回は、キッチンの種類にフォーカスし、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。併せて、今までと違う種類に変更する際の注意点も紹介しますので、キッチンリフォームを検討している方はぜひ参考にしてみてください。

キッチンの種類は大きく分けて3タイプある

キッチンの種類には、大きく分けて以下の3タイプがあります。
種類 特徴
ミニキッチン シンクと調理台が一体で、コンロが1個付いているコンパクトなタイプ
セクショナルキッチン
(セパレートキッチン)
シンク、調理台、コンロを分けて配置したタイプ
システムキッチン シンク、調理台、コンロが1枚のワークトップでつながっているタイプ

では、それぞれについて解説していきます。

ミニキッチン

ミニキッチンとは、シンクと調理台が一体になっているタイプです。間口(横幅)90cmほどのサイズからあり、狭いキッチン空間に設置するのに適しています。1口か2口コンロが付いているのが一般的です。シンクとコンロの下に収納スペースを設けているタイプのほか、空間を設けてイスに座りながら調理や洗い物を片付けられるタイプもあります。

セクショナル(セパレート)キッチン

シンクと調理台、コンロを分けてそれぞれ配置したタイプがセクショナルキッチンです。セパレートキッチンとも呼ばれています。据え置き型コンロを使用するのが特徴で、コンロの交換が簡単です。IHコンロを設置できるタイプもあるなど、さまざまなバリエーションから選択できます。

システムキッチン

キッチンの種類でもっとも主流のタイプがシステムキッチンです。1枚のワークトップ(作業板)にシンク、調理台、コンロをセットしてあるタイプで、繋ぎ目のないスタイリッシュなデザインになっています。多くの住宅で採用されており、各メーカーのカラーや色、質感などが異なる多種多様なモデルから選べるのが魅力です。

システムキッチンの種類と特徴

ここまで、キッチンの種類を3つご紹介しました。ここからは、その3種類の中でももっともメジャーである「システムキッチン」の種類と特徴を詳しくご案内していきます。

まず、押さえておきたいことは、システムキッチンには大きく分けて「対面式」と「非対面式」の2タイプがあることです。リフォームする際には、家族構成やライフスタイルに合わせて、使いやすいキッチンを選ぶことが大切です。それぞれの特徴と選び方をご紹介します。

対面式のシステムキッチン

リビングやダイニングに、対面するようにレイアウトするタイプが対面キッチンです。メリットはなんといっても、リビングやダイニングにいる家族や来客中の方とコミュニケーションを取りやすいことです。特に小さなお子さんがいる家庭では、様子を見ながら料理や後片付けが可能です。一方で、キッチンのスペースを広く取る必要があるケースがあること、臭いや油はねが気になることがある点に注意が必要です。

非対面式のシステムキッチン

非対面式のシステムキッチンには、大きく分けて独立キッチンと壁付キッチンの2種類があります。

独立キッチン

独立キッチンとは、リビングやダイニングから離れた別の部屋で独立しているタイプです。クローズドキッチンとも呼ばれています。リビングやダイニングで過ごしている人と距離を取れて、料理に集中しやすいのが特徴です。壁面に囲まれた構造で、収納スペースを多く設けられるメリットもあります。来客が多く、調理している場面を見せたくない場合にもおすすめです。一方で、家族とのコミュニケーションや開放感を求めている場合には不向きなキッチンです。

壁付キッチン

壁に面して設置するタイプが壁付キッチンです。リビングやダイニングに背を向ける体勢で料理に集中しやすく、キッチン周りの状況を隠せるメリットがあります。壁面に吊戸棚を設置して、収納スペースを多く確保できるのも特徴です。ただし、リビングのテレビを観ながら調理したい場合や、お子さんの様子を確認しながら洗い物をするといったシーンには向いていません。

対面式と非対面式、どちらのキッチンを選ぶかは、家族構成やライフスタイルによって異なります。
家族とのコミュニケーションを大切にしたい方や、小さなお子さんがいる家庭には、対面式がおすすめです。
料理に集中したい方や、来客が多い家庭には、独立キッチンや壁付キッチンがおすすめです。
また、キッチンのスペースや予算も考慮する必要があります。対面式はキッチンスペースを広く取るため、独立キッチンや壁付キッチンよりも費用が高くなる傾向があります。
キッチンリフォームを検討する際には、これらの点を踏まえて、家族にとって最適なキッチンを選ぶと良いでしょう。

システムキッチンの種類

システムキッチンには、キッチンのレイアウトや配置によってさまざまな種類があります。キッチンの形状や配置によって、作業効率や使い勝手、開放感などが大きく変わります。
システムキッチンには、代表的なもので以下の6種類があります。

  • アイランドキッチン
  • ペニンシュラキッチン
  • L型キッチン
  • I型キッチン
  • コの字キッチン
  • Ⅱ型キッチン

それぞれの特徴を詳しく解説します。

画像:タカラスタンダード

アイランドキッチン

アイランドキッチンとは、壁と接する部分がないタイプです。名前の通り、島のようにキッチンが独立しています。キッチンの両サイドから出入りでき、開放感があります。またダイニングテーブルにサッと料理を運びやすいなど使い勝手の良さが魅力です。

ただし、設置するには広いスペースが必要になります。リビングやダイニングに十分な広さを確保できない場合には向いていません。また、手元が丸見えになるため、キッチン上が散らかっていると生活感が出てしまいます。料理のニオイや調理中の音もリビングやダイニングに伝わりやすい点にも留意しておきましょう。

画像:TOTO

ペニンシュラキッチン

左右のどちらかが壁と接しているタイプのキッチンです。アイランドキッチンがかなり広いスペースが必要になるのに対して、片方が壁に付いている構造によってスペースを有効的に使えます。

コンロを壁側に設置すれば油はねを防ぎやすく、壁に設置した換気扇でニオイの拡散も軽減できます。商品のバリエーションも多く、アイランドキッチンより価格を抑えられるのもメリットです。ただし、アイランドキッチンのように周囲を回って移動できないので、使い勝手はやや劣るかもしれません。

画像:トクラス

L型キッチン

名前の通りにキッチンをL字型に曲げたタイプです。シンクとコンロ部分が直角に配置されており、調理スペースを広く取れるメリットがあります。移動も楽で、複数人で作業を分担しながら料理を楽しみたいシチュエーションにぴったりです。ただし、コーナー部で調理しにくいほか、デッドスペースにになって収納を使いにくい場合があります。また、シンクとコンロの位置が決まっており、自由なレイアウト変更が難しいケースがあるのもデメリットと言えるでしょう。

画像:LIXIL

I型キッチン

I型キッチンとは、シンク・調理台・コンロが一直線に並んでいるタイプです。一般的な住宅に多く採用されているキッチンで、対面式は前部に設けるカウンター(造作壁)の高さで手元を隠せる構造になっています。また、高さのあるカウンターは、シンクからの水はねを防止にも一役買います。

ただし、複数人で料理を楽しみたいシチュエーションには向いておらず、動線が重なって動きにくいかもしれません。

画像:Panasonic

コの字キッチン

キッチンを上から見た場合、カタカナのコの字の形状になっているタイプです。シンクとコンロ、カウンターの3面構成になっており、U型キッチンとも呼ばれています。コンロとシンクの位置を自由にレイアウトしやすく、体の向きを変えるだけでカウンターや冷蔵庫にアプローチできるメリットがあります。無駄に動く必要がなく、効率的に作業できる使い勝手の良さが特徴です。

ただし、設置するには広いスペースが必要になります。また、2カ所にできるコーナー部分がデッドスペースになりやすいのがデメリットです。

画像:クリナップ

Ⅱ型キッチン

Ⅱ型キッチンとは、シンクとコンロを分けて2列に並べたタイプです。2つのキッチンを組み合わせて片方が壁付け、もう片方がアイランド型になっているのが主流で、対面キッチンと非対面キッチンのメリットを併せ持っています。コの字キッチンと同様に、体の向きを変えるだけでシンクとコンロに手が届く使い勝手のよさが魅力です。広いスペースを確保しやすく、複数人で調理を分担して作業したい場面に適しています。

壁に向いて作業するタイプで、料理に集中しやすいのもメリットです。ただし、コンロに置いた鍋をシンクに持って行く際に煮汁や水滴が垂れたり、シンクで洗った野菜を鍋に入れる際に床を汚したりしてしまうという声も聞かれるので留意しておきましょう。

キッチンの種類を今までと違うタイプにするのは可能?押さえておきたい注意点

キッチンのリフォームでは、種類を今までと違うタイプに変更することは可能です。ただし、状況によっては必ずしも変更が向いているとは限らないので、キッチンの種類を変更する際の注意点を押さえておきましょう。

使い勝手をチェックする

キッチンの種類を変更する場合、リフォーム前と比べて使い勝手が悪くならないように注意が必要です。複数人で料理するシチュエーションが多いのか、リビングやダイニングにいる家族とコミュニケーションを取りたいのか、料理に集中しやすいのかなど目的に合ったタイプを選びましょう。

収納スペースをチェックする

収納スペースをどの程度確保できるのかもチェックしておきましょう。キッチンの種類によっては、確保できる収納スペースが異なります。食器棚や調理器具、調味料のストックなど、必要な収納スペースを把握してからキッチンを選びましょう。

スペースに問題がないのか確認する

キッチンの種類を変更すると、通路の幅が狭くなる可能性があります。大きな物を移動しにくくなったり、車椅子が通れなくなったりしないよう、スペースに問題がないのか確認しておきましょう。また、キッチンの種類を変更したことで、リビングやダイニングのスペースが狭くなるケースもありますので注意が必要です。

配管の位置を確認する

キッチンの種類を今までと違うタイプにすると、ダクトや給排水管などの位置変更が必須になる場合があります。状況によっては、壁の取り壊しやフローリングの張り替えなど追加工事が発生する場合もあるのです。また、工事内容によっては費用が高額になるケースもあります。そもそも配管の延長や移動が不可能なケースもありますので、あらかじめ確認しておきましょう。

マンションの規約や状況を確認する

マンションでは、管理規約によってキッチンのリフォームが認められないケースがあります。また、リフォームが可能でも排水管の位置によって希望のキッチンを選択できなかったり、サイズによっては搬入できなかったりもあり得ます。マンションの管理規約や状況確認と併せて、近隣住民への配慮も忘れずにリフォームを進めていきましょう。

キッチンのリフォーム事例

キッチンの種類や特徴はお分かりいただけましたか。

ここからは、実際のリフォーム事例を「リフォーム評価ナビ」からご紹介しますので、見ていきましょう。
※以下の参考事例は全て「リフォーム評価ナビ」登録事業者の施工事例です。

参考事例1

1階を暖かく。和モダン空間へ|北洲リフォームのリフォーム事例

<事例1>
40年前に先代が設計された思い出の深いお住まい。ご家族のライフスタイルの変化に伴って、1階全体をリノベーションされた実例です。北側にあった台所は南面に移動し、二間続きの和室だった場所はご家族が集まれる広々LDKに生まれ変わりました。これからご夫婦が1階をメインとして暮らしていけるよう、暖かく、日々の暮らしが完結できるお住まいになっています。

シンクとコンロを分けた2列型のキッチンは、奥様の当初からのご希望でした。調理の油はねや煙がダイニング側で気になりにくく、ご家族がシンクアイランドまわりに集まりやすくなります。ご家族の楽しそうな会話も弾み、すっきりとした動線が魅力的なプランですね。

参考事例2

水廻りフルリノベーション|株式会社グッドホームのリフォーム事例

<事例2>
ご実家をフルリノベーションされたM様。北の外壁面向きのキッチンを対面式のL型キッチンにリフォームすることで、リビングで遊ぶ小さなお子さんにも目が届き、リビングに置いた食器棚との動線も短くなりました。

参考事例3

母娘のこだわりキッチン|TOTOリモデルサービス東京営業所のリフォーム事例

<事例3>
お母さまが使い慣れているので、レイアウトは大きく変更しませんでしたが、使い勝手が良いようにカウンターを広くしました。
視界を遮る吊戸棚を最小限にして開放的で明るい空間に。
母娘でお料理を楽しめ、お手入れも楽になりました。
北欧のインテリアがお好きなお嬢様がこだわったキッチン。
キッチンの扉と全面に貼ったブルーグレーのタイルが優しく、そして落ち着く雰囲気を作り出しています。

まとめ

キッチンの種類によって、使い勝手は大きく異なります。現在の家族構成やライフスタイルはもちろん、将来的な予定も含めてキッチンを選ぶのが重要です。キッチンのリフォームを検討しているなら、まずは住まいづくりの専門家であるリフォーム会社に相談しましょう。豊富な知識と経験から、理想のキッチンリフォームを提案してくれるはずです。

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