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収納を工夫した狭小住宅

掲載日：2023/12/13

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LDKをできるだけ広く使えるように収納やTV台を造付にして、ダイニング家具も造作。無垢フロアで床座スタイルのリビングとし、ソファが無くてすむようにしています。大きな梁で天井高を上げ、空間を広げました。

天井を上げたので階段入り口の下がり壁を一工夫。アーチ形状にして高さを出し、上がりやすくしています。天井照明はダウンライト、スポットライトを配灯。白い壁で光を拡散し、広がりを感じられるようにしています。

空間に活気を与える黄色をテーマカラーにしてコーディネート。造作した食卓を壁付けして3人掛けとし、壁の手の届く位置にオープン棚とフラップ収納を設置。飾れると隠せる、両方の収納で利便性を図っています。

180cm幅のコンパクトなキッチンのシンク上には、水切り棚の有る90cm幅のオートムーブ吊戸を設け、調理スペースを補いました。左横には家電と収納をまとめ、右横には冷蔵庫を配置。動線を短縮しています。

使い勝手を損なわずにできるだけ広くするために出幅を抑えた収納を造作。扉付きの幅90cmのリビング収納と低いTV台を設け、リビングインとした玄関収納もコンパクトに設計。最大限のリビングを実現しました。

1階に水回りとリビングを納めるために間取りを再構築。トイレを移動して0.75帖に納め、リビングから入る入口は壁の陰に設置。新たな窓とミントグリーンのアクセントウォールを設け、明るい空間としています。

階段下の浴室を移動し、保温性、清掃性の高いシステムバスに変更。階段下には外で使っていた洗濯機を中で使えるようにし、薄型にした大型収納と広い洗面台を設け、3帖弱のゆとりある洗面脱衣室に変えました。

内部を広く取るために扉を介してリビングに入るようにした0.5帖の玄関に、造作で収納を設けました。可動棚の靴収納に加えて上部にはハンガーパイプを設け、濡れた上着などを一時的に掛けて置けるようにしました。

実家を受け継ぐことになった施主さま。築50年、15坪と古くて狭いけれど、立地がいいので改装して住みたい。洗濯機は外で、洗面も無いので、1階に水廻り4点をまとめて、できるだけ広いリビングが欲しい。2階は寝室にしたいとのご希望でした。
6帖の和室と3.5帖のキッチンに、押入れ部分を含め、1階全面を使い間取りを再構築しました。階段下の小さな浴室は足が伸ばせる大きさに変更。さらに階段下には洗濯機を納め大型収納を備えた洗面室を新たに設けました。リビングを広くとるために出幅を抑えた収納を造作。幅90cmのリビング収納と低いTV台に加え、ダイニングの上にはアルミを使って薄く仕上げた飾れる小型の収納を壁付けしました。耐震と断熱を施し、天井を上げた空間は、家族の動線の中心となり、皆が顔を合わせる接点となっています。

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