維持管理・更新容易性について
住宅は新築した時から段々傷んでくるため、メンテナンスを行うことが重要ですが、特に設備配管は、定期的に点検したり、排水管の清掃を行う等のメンテナンスを行っていくことが、住宅を長持ちさせ、快適に住まい続けるために必要です。
この設備配管のメンテナンスが行いやすいことを「維持管理・更新の容易性」と言います。
配管を点検しやすいようコンクリートに埋め込まれていないこと、基礎の下に配管が設けられていないこと、壁の中や床下にある配管の点検を行えるように点検口が設けられていること、排水管の中を清掃できること等が重要です。
とはいえ、現在、特に支障がなければ何かしなければいけないわけではありません。設備配管が傷んできてリフォームする際には、点検しやすい位置に配管を設けること、水回りのリフォームを行う際には壁の中や床下の配管を点検できるように点検口を設けることを心がけましょう。
万が一配管から水漏れ等あった際にすぐに確認ができ、補修しやすくなるため安心です。
維持管理・更新容易性リフォームの施工事例
給排水管
内観
工事価格: 給排水設備工事40万円(総工事価格 1,100万円)
「自然に包まれた別荘のように」ご夫婦が終の棲家に選んだのは窓からの緑が美しいマンションの一室。中古マンションの購入と同時にリフォームを行いました。水回りの位置を変更し、あわせて給排水管も交換しています。
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