太陽光発電について
最近の新築の戸建住宅では、屋根の上に太陽光発電パネルを設置することは珍しくなくなり、それはリフォームにおいても同じです。
戸建住宅に太陽光発電パネルを設置するリフォームを行う場合、特に次の2点に注意が必要となります。
○耐震性が損なわれないようにすること
太陽光発電パネルは荷重が重く、特に木造住宅においては、筋かいや柱の増設が必要となる場合もあります。
もちろん、もともとの住宅の余力や太陽光発電パネルの大きさや架台の形状等にもよりますので、リフォーム業者に慎重に検討してもらいましょう。
○雨漏りしないようにすること
リフォームで太陽光発電パネルを屋根の上に載せる場合、雨漏りが生じないように、下地の補強や架台の固定、屋根・外壁貫通部の配線の処理等を適切に実施することが必要です。また、雨漏りが生じた場合に点検できる配慮をしておくことも重要なことです。
マンションの場合も、管理組合で合意すれば太陽光発電パネルをリフォームで設置することができます。その場合、耐震性は問題になりにくいのですが、確認が必要であることは言うまでもありません。また、屋根防水が損なわれないことへの配慮や、屋根防水を定期的に点検・補修・やり替えを行うことができるようにしましょう。
最後に、戸建住宅・マンションに関わらず、住宅の高さ・形状と立地によっては、建築基準法により日影規制や斜線制限等がかかっていて、現在より住宅の高さを高くできないことがあります。法規制による制限が無いか、自治体の窓口に相談してみましょう。また、太陽光発電パネルを設置する際には、太陽光発電パネル工事に慣れたリフォーム業者に相談してみましょう。
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