家を直すについて
ほとんどの家は、リフォームすれば十分に使えます。
新築してから時間が経って段々傷んできたり、当初は気にいっていた住宅の造りが現在の住まい方に合わない部分が出てきたりしても、いきなり建替えではなく、まず直して使い続けることを考えてみてはいかがでしょうか。
そしてせっかく使い続けるなら、少しでも安全、安心にしておくのが良いと思います。ここでは、そのようなリフォームのポイントを2点紹介します。
1点は、普段みることができない場所を見られること。普段見ることができない場所が傷んでいては、後々大変なことになるかもしれません。キッチンの入れ替えや浴室をユニットバスに交換する場合など、部分的な直しでも、その周囲の壁の中が健全かどうかリフォーム業者に確認してもらうと、リフォーム後も安心です。
もう1点は、リフォームで耐震性が損なわれないようにすること。壁を取って部屋を広げたり、部分的に壊すことで家のバランスが崩れることもあります。増築する場合も、今の家とどのようにつなげるかで全体の強さが変わってきます。増築や減築などのやや大掛かりな工事は耐震に詳しいリフォームやリノベーションの専門業者に相談しましょう。
また、リフォーム工事に万が一、不具合のある時に備えた保険があります。「リフォーム瑕疵保険」といって、リフォーム工事に不具合≒瑕疵(かし)があった場合は、補修工事に必要な費用を保険でまかなうことができます。リフォーム瑕疵(かし)保険に加入された住宅では、施工中または工事完了時に、第三者による現場検査が実施されるため、より質の高い工事が行われると言えるでしょう。
リフォーム評価ナビの登録事業者は、全てリフォーム瑕疵保険に事業者登録されているので、安心してご利用頂けます。リフォーム瑕疵保険の利用にあたっては、リフォーム業者に相談してみましょう。
あわせて読みたいリフォームのポイントガイド
住宅リフォームにおいては、「建物の性能」はもちろん「家を貸す・売る場合」についてなど、気をつけたいことが実に多岐にわたっていて、何からチェックしたら良いかと迷うものです。ここでは、たくさんある中でも”特に気をつけたいポイント”に絞りまとめました。
鉄筋コンクリート造や鉄骨造など『リフォーム問診票』では対象としていない建物についても解説しています。